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リク☆ ナランチャに、守られてみた。2 ページ26

「……だ、誰か…!」

「助けなんて誰も来ねぇって!!」

私は怯まずズカズカと歩いて、女の子を庇うように男3人組を睨みつけた。

「この子を逃がして。相手は私がやる。」

「へぇ〜?度胸あんじゃん?」

「……そ、そんな!!ダメです!!」

「いいから逃げて!!」

女の子は涙を流しながら、弾かれたように逃げ出した。
これでよかったんだ。私は間違っていない。
どうせナランチャは、私なんてどうなってもいいはずだ。人の気持ちも考えない女なんて。

「逃げ出すなよ?」

「逃げるもんか。」

男3人組は、ホテルがある場所を目指して歩き始めた。
勿論手は繋がれてる。逃げられない。
ああ、こんな時、彼がいたなら守ってくれたのかもしれない…なんてね…。

…………お願い…助けて……

「おい。」

突然、後ろから声がした。

「その女の手、離せよ。」

え、嘘。

「嫌がってんじゃん。」

後ろを振り返って声の持ち主を確認すると、

「…ナランチャ…。」

その声は、ナランチャの声だった。

「あぁ?こいつは自分から俺らに捕まりに来たんだぜぇ?」

「…………A。」

ナランチャの声は、普段より小さかった。
……言いずらいのだろうか。

「な、何…?」

「…俺が女の子っぽくねえって証拠、見せてやるから良く見とけよ。」

私がその言葉を聞いた瞬間、ナランチャはスタンドを出し、攻撃した。

「うわっ!手がァァ!!」

「な、なんだこいつ…!逃げるぞ!!」

私の手から、男の手が離れた。
エアロスミスに撃たれたせいだろう。

「くそが!覚えてろよ!!」

そして、駆け足で逃げていった。私は、呆然とその男等が逃げていった道を見ていた。

「A!!」

「!!」

私を呼ぶ声が聞こえて、我に返る。
ナランチャだ。今度は大声で私の名前を呼んでくれた。

「……っ……!」

私はたまらず、ナランチャに思いっきり抱きついた。

名前を呼ぶのが気まずくなるとか、怖いとか、そんなことは関係ない。

私が1番恐れているのは、ナランチャがいなくなることだ。
その気持ちは、きっと彼も同じだろう。

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康穂


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琥珀 - とぉっても面白かったです!(^▽^)/五部が、一番好きなので、とても嬉しいです。 (6月17日 10時) (レス) @page41 id: a245033b75 (このIDを非表示/違反報告)
たなかなるま(プロフ) - モカさん» コメントありがとうございます!!承太郎…自分も好きです(( 書かせて頂きます!! (2019年11月3日 16時) (レス) id: 9193e1ee43 (このIDを非表示/違反報告)
モカ(プロフ) - リクエストいいですか?3部承太郎でナンパされてみた、を書いて欲しいです! (2019年10月26日 15時) (レス) id: 6fcf5b5b25 (このIDを非表示/違反報告)
らーめんぷりん(プロフ) - コメントありがとうございます!かしこまりました!書かせていただきます……! (2019年5月30日 22時) (レス) id: 9193e1ee43 (このIDを非表示/違反報告)
supedoin(プロフ) - リクエスト良いですかぁーーーー!ジョジョの奇妙な冒険3部スターダストクルセイターズで、スティーリー・ダンで、Dキスされてみたを書いてくだしゃあああーい!(この、落ち着け欲望湧き過ぎ君め。アーンパンチo(●゚ー゚●)=○)゚O゚).。・) (2019年5月30日 21時) (レス) id: 70bb7036f0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:たなかなるま | 作成日時:2018年12月17日 0時

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