【ヒプマイ】3年前、俺の前から消えた女【碧棺左馬刻】

個性が強いとラップは出来るか？ ページ18

休日にヨコハマへ遊びに来た
双子がはしゃぎ森の中へ入ってしまったので私が追い掛けるとキャンプ？をしている軍服を着た人がいた



「…？」



？「貴殿はこの双子の母親か？」


「あ、はい…保護してもらいありがとうございます」


だれ？と言うより何故双子は懐いているの
何故帝統くんがいるの


恋「すげぇな！」


蝶「母さん母さん！この人さっき鹿を仕留めたのよ！」



「へぇ、凄いですね」



帝「おっ！Aじゃねぇか！元気だったか？」


「えぇ、勿論よ
帝統くんも変わりないわね」


大方彼に食事を恵んでもらったのだろう
その証拠に帝統くんの頬には残りカスがついている


？「…すまない、小官としたことが自己紹介を忘れていた

毒島メイソン理鶯だ」


「毒島さん…」


MAD TRIGGER CREWの人か…


「私は神楽Aと言います
この子達は息子の恋牙と娘の蝶羽です」


理「貴殿が…」


「？何か？」


理「いや、何でもない
小官の事は理鶯と呼んでくれ」


「なら私もAで構いませんよ」


数時間程話をした後私達は退散した


「左馬刻のメンバーは随分と変わった人が多いのね」


ヤクザに汚職警官に元海軍

個性的だ…


あ、いや他のディビジョンの人達もそうか…



「そういえば恋牙はラップ出来るの？」


恋「？キョーミねぇ！」


とてもいい笑顔で言われたがまだ3歳だ
興味が無くても仕方ないか


(私としてはやらないで欲しいけれどこの理不尽な世界では男の子にラップは必要不可欠なもの
いつかは出来るようにならないと…恋牙の人生が危うい)


恋「？母さん？」


「何でもないわ恋牙」


蝶「私も撫でて！」


「はいはい」


帝「お前らほんといい家族だな！」


双子の頭を撫でていると隣を歩いていた帝統くんにそう言われた


「ありがとう」


その言葉が私にとって嬉しい言葉
帝統くんは途中で別れた

賭場に行ってくる！と駆け出したのだ
素寒貧になら無ければいいけど

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