22話 すてられた ページ24
Aside
そう、事が動いたのは今朝。
久しぶりに例の教室に呼び出されたのだ
矢巾がとても焦った様子で言った
“A！！お前なんかやばいことでもしたのか！？”
慌ててて、面白かった。
理由を聞いてみると、朝練で及川先輩がイライラしていたと、
しかも私のことを呼び出すもんだから、慌てて帰って来たらしい。
夢『うーん、心当たりしかない……。』
矢巾「は！？お前何してんだよっ」
夢『あは、なんちゃって〜。前呼び出されてからなんもしてないっすね。はい。』
矢巾「…ん？あれお前、そういえば及川さんに告白されたんじゃなかったのか？」
う、痛い所を突かれる
そういえばそういうことになってたんだっけ？
記憶力皆無なので記憶が怪しい。
夢『んんー、まぁね。しょーみあれから進展あった訳じゃないからさー。』
矢巾「はぁ、なんだよ。心配させんなって」
夢『めんごめんご。』
そう。私は呼び出されたのだ！！！！
まぁ、及川先輩との約束は守ってるはずだし、心当たり無いんだけど。
全てどうでもよかった。
というか、昨日の今日なので眠くて仕方なかった。
ー教室ー
国見ん時みたいに授業に遅刻するのは勘弁なので、放課後に教室へむかった。
まぁ、及川先輩時間指定してなかったもんね。
するとコツコツと音がなる。
ついこの間あったばかりなのに、とても久しぶりに感じる。
……右京の姿だった。
ほんとにデジャブ。
これ、元彼の時も同じようなこと起きたよね？
夢『右京？』
右京「……」
無言。
かなり前にも言ったような気もするが、無言程怖い物はない。
右京「ねぇ、A酷いね、裏切ったんだ」
酷い、酷い…か。
それこそ心当たりがない。
夢『ぇ、ど、どうしたの？本当に』
右京「信じてたのに。Aのこと。信じてたのに」
繰り返された言葉が強調されて、怖い。
右京「信じてた俺が馬鹿みたいだ。もう、Aのこと好きじゃない。」
驚きか、それとも絶望か。
夢『っぇ。』
声が出なかった
ﾋﾟｼｬﾝと閉められたドアを見つめながら頬をつねった。
……痛かった。
夢では、無いようだった。
ポロっと涙が零れたのがわかる。
でも思考が追いつかない、まだ信じたくない自分がいた。
あぁ、私右京に捨てられたんだ。
それはあまりに呆気なく、とても一瞬の出来事だった。
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あお - こうゆう感じのヒロインちゃん好きです！w面白かったんで次の投稿待ってます！ (2022年12月17日 21時) (
レス) @page1 id: c241688681 (このIDを非表示/違反報告)
ななサマ - ドロドロ系新鮮で推せる。投稿待ってまーす！！ (2022年10月10日 23時) (レス) @page20 id: 3d9458003a (このIDを非表示/違反報告)
もんちゃん - やべー。ヒロインちゃんと名前似てるwwwww後から夢主ちゃんが好かれるタイプの小説大好きだわ (2022年10月9日 15時) (レス) @page2 id: 11775f8b13 (このIDを非表示/違反報告)
URAN - 及川さんが真前でキスしとるんやったら連写するわ。あと主様よこの小説面白すぎんか私大好きです！！これからも頑張ってください。 (2022年9月26日 4時) (レス) @page20 id: 38df0baeed (このIDを非表示/違反報告)
ニコリ - とっても面白くて、続きがたのしみです。 更新を楽しみに待ってます。 (2022年9月6日 22時) (レス) @page15 id: 84fc6c592a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ううさん x他2人 | 作成日時：2022年8月22日 23時
