五、勝手に殺されてました。私。 ページ5
銀時「で、どーしたら戻れるんだー?」
桂「こっちが聞きたい」
焔華「これはもー小説の力使うしかないっしょ」
あれから結局万事屋に戻ってきて元に戻る方法を考えている
優陽「何か衝撃を与えたら元に戻るんじゃない?」
神楽「よし、じゃあ二人くっついて歯食いしばれヨ」
焔華「え...ちょっ神楽ちゃん!」
神楽「もぉぉぉどぉぉぉれぇぇぇ!」
神楽ちゃんの渾身の蹴りが飛んできて一瞬意識を失いかけた
なんとか意識を保たせて目を開けるとヅラの声が聞こえた
桂「焔華...?」
焔華「あ...戻った」
桂「焔華なのか?本物か?夢なのか?」
焔華「夢じゃない。本物の日影焔華だよ。」
ヅラside
優陽「焔華ちゃん!久しぶり!」
そう言って焔華に抱きつく優陽
焔華「うん!久しぶり!」
ツインテールに結ばれた栗色の長い髪が揺れる
焔華「ヅラも、久しぶり」
そう言って笑う澄んだ青い瞳に吸い込まれそうになる
俺が、ずっと想っていた人
死んだと思っていた想い人が今目の前にいる
桂「お前...生きてたのか...?」
焔華「は?」
優陽「そうだよ!死んじゃったと思ってたんだよ!」
焔華「え、勝手に殺されてたの?私」
銀時「今まで何してたんだよ」
焔華「何って...真選組で女中してたけど」
桂「お前、真選組なんかで働いてるのか!
焔華「まぁ、住ませてもらってるし。てゆーかヅラは?追われてんの?真選組に」
桂「俺は攘夷志士。追われてなんぼだ。焔華もどうだ?一緒に攘夷活動しないか?」
焔華「攘夷活動?」
銀時「やめとけ。そいつの言う攘夷活動は単なるガキの嫌がらせだ」
桂「ガキじゃない桂だ。お前も一緒にどうだ?銀時」
銀時「まっぴら御免被るぜ」
焔華「私もやめとく」
桂「なんだ。つれないではないか。」
焔華「女中やめちゃったら住む場所ないし」
桂「なら俺の家に住めばいい。」
焔華「...なんでそーまでして真選組で働かせたくないの?」
桂「お前が敵になるのは嫌だからだ」
焔華「...はぁ。分かった。明日にでも退職届け出してくるよ。」
桂「本当か!」
焔華「あ、攘夷活動はしないからね。家事するだけだから」
桂「それでも十分だ。」
今日からずっと焔華のそばにいられるんなら、それだけで十分だ。
なんてこと、今はまだ言えまい。
六、そばもラーメンも紙一重でしょーが。→←四、正体不明の俺。
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作者名:カイリ | 作成日時:2018年3月1日 21時