irxs 店 “反応集専門” (ページ16)

今日:17 hit、昨日:122 hit、合計:25,583 hit

# クリスマス（桃）ページ16

クリスマス特別メニュー第4弾です。

ご堪能下さい。

『メリークリスマス、ないこくん』

┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

( お疲れ様 × プレゼント )

「Aごめん！」

歌い手社長の彼。

クリスマスでも忙しそうな彼氏に

私は心配が勝つ。

『お疲れ様、謝らないで？』

そう声をかけると、その一言だけで

絆されるようにほっと息をつく彼。

『なにか飲む？』

「いや、…それより、さ？」

『なn』

軽いリップ音が聞こえた。

彼にキスされたと認識するまでに

そこまで時間はかからない。

『不意打ちは辞めてって言ってるよね？！』

「ごめーん、可愛いからつい … ね？笑」

ね？、と声をかけて笑う彼は

どこからどう見ても確信犯だけれど

憎めない。

そんな私も充分甘いと思う。

「あ、A。これプレゼント」

そう言って差し出された箱。

中には、お洒落なコートが入っていた。

… 絶対高いやつだと思う。

、ってそうじゃなくて！

私は、コートを脱いでいた彼に

控えめに言った。

『ないこくん、ごめん …

私、プレゼント頼んだんだけど

間に合わなかったみたいで …』

「え？あ、だからちょっと

元気なかったの、？！」

『え、分かってたの？？』

「いやー、なんとなく？ w 」

『ほんっとごめん …』

手を合わせて謝る。

そんな様子を見て、彼は小さく笑った。

「そんくらいで俺が怒るわけないじゃんw」

『いやでもさぁ …』

我ながら失敗したと、猛反省中だ。

日頃仕事頑張ってる彼だからこそ、

プレゼント渡したかったのに … 。

そう思って唇を噛み締めた私。

彼は、そんな私を見て少し

動きが止まったかと思うとゆっくり

近づいてきた。

私は何となく逃げた方がいいと察した

… が、もう遅かった。

ソファにトサっと押し倒され、

ネクタイを緩める彼。

「もちろんAから貰う物は

全部嬉しいけどさ …

“ お仕事お疲れ様もクリスマスも俺に

とっての1番プレゼントはA自身だって

こと教えてあげなきゃね(笑) ”