irxs 店 “反応集専門” (ページ15)

今日:2 hit、昨日:122 hit、合計:25,568 hit

# クリスマス（白）ページ15

クリスマス特別メニュー、

お楽しみ下さいませ。

『メリークリスマスっ、初兎くん！』

┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

( プレゼント × 本心 )

「メリークリスマス、A。」

『はい、これプレゼント！』

「え、貰ってええの？」

『貰って欲しいからあげるんだよ、笑』

「… ありがと」

私の彼はツンデレ。

好きなんか滅多に言ってくれない。

それでも相変わらず好きなのは、優しくて

私のことを大切に思ってくれてるって

日頃の行動から知っているから。

「僕もあるで、プレゼント。」

『え、そうなの！？』

私のあげたプレゼントを見て、

しばらく嬉しそうに話していた彼は

突如そんなことを言って部屋の奥に

消えていった。

『まさかあるなんて …』

嬉しさを噛み締める。

「僕だって彼女にクリプレぐらい

あげるわ、あほ。」

顔を上げると、いつの間にか帰ってきて

いた初兎くんが呆れたように言った。

「ん、」

差し出された箱。

『開けるよ？』

「ええで」

丁寧に包装されたそれを開けると、

中にあるのは綺麗なネックレス。

紫色の宝石が小さく着いたそれは、

とても綺麗だった。

「…気に入った？」

少し不安げな彼。

宝石と同じくらい澄んでいる彼の瞳が

小さく揺れた。

『当ったり前じゃん、ありがと！』

そう言うと、少し笑って私の手を引く彼。

『っわ！？』

いきなりのことに対応できずにいると

彼はそのまま私を抱きしめた。

『初兎くん、、？』

彼の名前を呼ぶと、彼は落ち着く低い声で

私に言葉を落とした。

“ 日頃素直になれんくてごめんな。

… ずーっと大好きやで。愛してる。 ”