加州清光からの異常な愛【加州清光】

6話 ページ6

ﾁｭﾝﾁｭﾝ

貴「…んー…！
よく寝た…安定おは…」


伸びをしながら安定に声をかけようとした。


が、


私が話かけたのは、安定ではなく


安定『だった』もの…


貴「…ひ…あ…
いやぁぁぁぁぁぁぁ！！！！」

安定の胸には刀で刺したような跡があった。
凄いパワーでやられているのか、貫通していた。


ｶﾞﾁｬ!

薬「どうした！大しょ…」

鯰「え…大和守さん…」


貴「いや…いやだ！！
安定！安定！！！」


染「主さん！落ち着け！」

清「主ー、どうしたの？」


貴「ハッ…
ダメ！清光来ちゃダメ！！」

安定のこんな姿、清光が見たら、どうにかなってしまう。


主である私が混乱していたら、他の刀剣も混乱しかねない。


そうだ！

安定の刀！


貴「安定の本体は？！」


骨「安定の自室だ…
俺がとってこよう」


鯰「1人で行動するのは危ないよ！兄弟！
俺も行く！」


貴「ありがとう！骨喰、鯰尾！」


本体が破壊されない限り、刀剣破壊は免れるハズ…


大丈夫…落ち着け…


安定は絶対救ってみせる！


鯰「主！とってきましたよ！」


骨「こっちだ！」


貴「ありが…
清光何してるの…？」


鯰尾と骨喰が取ってきてくれた安定の本体を、清光が奪い取り、


ﾊﾞｷｨ


安定の本体を折った…



貴「…っ…え…？」

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