【文スト】そんな懐かれても困りますって、乱歩さん。【江戸川乱歩】

episode9 ページ10

太「まぁまぁ、国木田くん
そんな怒ってると早死にしちゃうよ〜？」

国「なっ、本当か？！」

太「はーいメモメモ！」

国「…」ｽｯ


国木田さんは手帳取り出し太宰さんに言われたことをメモする


国「お こ り す ぎ る と は や じ に s」

太「まぁ、嘘だけど」

ﾊﾞｷｯｯｯｯ


太宰さんがそう言うと同時にバキッとペンが2つに折られる


国「だーざーいーｯｯｯｯ!!!!」ﾎﾞｺｯ


おーっと、国木田選手右手を上げて〜〜〜？？？


太「ｸﾞﾊｧｯ………」ﾁｰﾝ


太宰選手のお腹にクリティカルヒット！！！
お〜っと、これは痛い！！太宰選手に300のダメージが入りましたっ！！！


勝者………国木田選手！！！おめでとうございます！！！


心の中でカーンカーンとゴングの音が鳴る


国「はぁ……こんな事してる暇があったら早く仕事に戻れ」

太「………はーい…」


めんどくさいとでも言いたげな顔でデスクへ戻る太宰さん

私も同じくデスクへ戻った




　




　




　

─────────────────

em「Aちゃん！これお願い！」

「……あの…」

em「？」


目の前に置かれたのはまだ未記入、未提出の大量の重要書類


なんだよコイツ

なにが？？だよ
潰すぞ←


「仕事にも慣れてきたでしょう？？
もうそろそろ自分でやりませんか？？」


苛立つ気持ちを抑え、なるべく平常心で彼女にそう告げる


em「え〜……でもわかんないもん………」


きゅるるるるんと効果音のつきそうな顔でそう言う彼女

一般男性ならときめくシーンだが…………




　






　






　







「…………^^💢」


私は今にも殴りかかりそうだ


マジでなんなんこいつ

上目遣いすんじゃねえよ気色悪ぃ……()

なんでもやってくれると思ったら大間違いだぞクソアマがよ…………←



「^^…………それじゃぁグリーンブル持ってきてください」

em「えー、なんで私が………」

「それじゃぁこれは自分でしてください。では、」

em「……ﾁｯ…持ってくればいいんでしょ！持ってくればｯ！！！」

「……頼みましたよー」


あいつマジでやらす気か…

そんなんで諦めるわけないか！HAHAHA☆

だいぶ情緒が不安定な気がするが気のせいだろう！

ﾜｰｯﾊｯﾊｯ!


私は憂鬱な気分になりながら目の前の山積みの書類に手をつけた

──────────

「(眠い…)」ﾌﾞｽｯﾌﾞｽｯ←ボールペン

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