〇 全員集合 ページ6
今日1日特に何をするわけでもなくただ部屋で駄弁るだけ
子供たちはご飯時以外は上の階にいるように言われ何もできない
『また誰か来た』
ロ｢聞くなって言われたら気になるよな｣
ﾊｰ｢きっと後で説明してくれるわ｣
結局夕飯の時間になっても大人たちが話題に出すことも無くあっという間に就寝時間となった
ハーマイオニー達はゲストルームに泊まるため夜は部屋に1人きり
さっきまで大勢いたのに急に静かになると何故か寂しくなる
『……早く会いたい』
誰に対してかなんて、分からない
でも無性に口に出したかった
───────────────────
─────────────
───────
相変わらず上階にいるよう指示された今日、夜
玄関が開いたと思ったらガヤガヤと騒がしくなる
ﾊｰ｢ハリーよ！やっと来たんだわ！｣
ロ｢こっち上がってきてる｣
ロンとハリーが寝るゲストルームで今か今かと待ち構える
そして、扉が開くと同時にハーマイオニーが抱きついた
ﾊｰ｢ハリー！…大丈夫なの？ディメンターに襲われたんですって？詳しく話して｣
早口で問いただすハーマイオニーをロンが宥め部屋の奥へ通す
この数週間でだいぶ疲れた顔をしたハリー
ハ｢ここはなんなの？｣
『私の家。それと……』
ロ｢…本部だよ｣
ﾊｰ｢不死鳥の騎士団の。秘密組織よ、ダンブルドアが前回例のあの人と戦った時に作ったの｣
バチりと目が合うもののすぐに逸らされた
ハ｢それ、手紙には書けなかったんだね。僕だけ夏中なんにも知らずに｣
ハリーが目を合わせてくれないのはきっとそれが理由だろう
ロンとハーマイオニーも同様手紙には書かないように言われていたのだから知らなかったのは仕方がない
『書きたかったんだよ』
ロ｢あぁ、ホントだぜ、でも｣
ハ｢でも何｣
ﾊｰ｢ダンブルドアが何も教えるなって｣
ハーマイオニーの言葉が信じられない、と言わんばかりの表情を浮かべ捲したてる
どれも正しくて言い返す言葉は無い
ハリーの顔が見れなくて俯きかけた時陽気な声が聞こえた
ジ｢ハリー｣
フ｢甘ぁい声が聞こえた｣
ジ｢そう、抑えちゃダメだよ。吐いちゃえよ｣
フ｢大声出して気が済んだら｣
ジ｢もっと面白い話聞きたくないか？｣
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 885人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
りかこ(プロフ) - とても面白いお話でした！話の展開がスムーズだし、文章も内容もスッと入ってきて一気に読みました！更新楽しみにしています✨ (2月28日 20時) (
レス) @page21 id: d00547c92a (このIDを非表示/違反報告)
岡Ｐ(プロフ) - お話とても面白かったです。更新楽しみにしています。 (2月15日 2時) (レス) @page19 id: e3d27a2b53 (このIDを非表示/違反報告)
まな(プロフ) - とても面白くて一気に全部読んでしまいました。更新気長に待ってます！ (6月20日 6時) (レス) @page10 id: 0028381799 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：かるーあ | 作成日時：2022年12月23日 15時
