〇 盗み聞き ページ7
2人が取り出したのは長ーい糸と"耳"
部屋から出て階段の手すりにもたれ掛かるとゆっくりと糸に繋がれた耳を1階へ垂らした
シ「〜〜〜ハリーは子供じゃない」
モ「でもシリウス、〜〜〜〜」
ﾋｸﾋｸ動く耳がダイニングの扉に近づくにつれてシリウスとモリーが言い合う声が聞こえてくる
あとからジニーもやってきて子供総出で1階に目線を落とした
『この声、』
ハ「スネイプも騎士団に？」
ロ「やな野郎」
不死鳥の騎士団の規模も分からなければメンバーも分かってない
正直スネイプがいることに驚いた
でもホグワーツの教師をしてるって事はダンブルドアが信頼していると言っても過言では無い
フ「まずいッ」
いつの間にいたのか、耳のそばにハーマイオニーの愛猫であるクルックシャンクスが座っているではないか
ゆらゆらと揺れる耳に興味を示すのは仕方の無いことで双子が耳を引き上げるよりも先に取られてしまった
ロ「君の猫最悪だ」
ﾊｰ「こらｯ、クルックシャンクス！…はァ」
『猫だもの、仕方ないわ』
結局大人たちの会話は少ししか聞けなかった。
・
夕食の時間
料理が運ばれ各々お喋りをしながら席に着く
私もフレッドとジョージの間に腰を下ろした
フ｢ハリーの横じゃなくていいのか？｣
『うん……今は多分、近すぎない方がいいと思うの』
ジ｢リアがそれでいいならいいけど｣
何か言いたげな2人に微笑んで会話を終わらせた
ハ｢──どうして魔法省が僕を目の敵にするんです？｣
会話が切れたと同時にハリーの声が聞こえてそちらに耳を傾ける
シ｢見せてやれ。どうせ、すぐ目に入る｣
シリウスの言葉にアーサーも仕方ない、と言うような眼差しでキングスリーに目配せする
そしてハリーが彼から受け取ったのは日刊預言者新聞
一面には大きくハリーの写真と"嘘つきの男の子"と見出しが書かれていた
シ｢ダンブルドアも攻撃されている｣
ハ｢ファッジ曰く、"心配無用"｣
シ｢ファッジは権力にものを言わせて日刊預言者新聞に圧力をかけ、闇の帝王の復活を語るものを扱き落としている｣
ハリーは嘘なんてついていないのに
世間はそう簡単に信じてはくれないみたいだ
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りかこ(プロフ) - とても面白いお話でした！話の展開がスムーズだし、文章も内容もスッと入ってきて一気に読みました！更新楽しみにしています✨ (2月28日 20時) (
レス) @page21 id: d00547c92a (このIDを非表示/違反報告)
岡Ｐ(プロフ) - お話とても面白かったです。更新楽しみにしています。 (2月15日 2時) (レス) @page19 id: e3d27a2b53 (このIDを非表示/違反報告)
まな(プロフ) - とても面白くて一気に全部読んでしまいました。更新気長に待ってます！ (6月20日 6時) (レス) @page10 id: 0028381799 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かるーあ | 作成日時：2022年12月23日 15時
