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【ハーツラビュル寮──自室】


外が騒がしい


寝ぼけた頭のままベットから起き上がりある程度身支度を済ませて部屋を出る





【ハーツラビュル寮──廊下】


Aは学園唯一の女生徒であるため何かあってはいけないということで寮長、副寮長の間の部屋を1人で使っている


『(なんでこんな賑やかなんだろう)』

ト「A、おはよう。」

『トレイくん、おはよう。今日はみんな朝から元気なのね』


ト「あぁ、何でもあの魔力を持たない新入生と暴れてた狸?が雑用係として学校にいることになったとか」

『へぇ、随分情報が回ってくるのが早いね』

ト「うちには情報通のケイトがいるからな」



『ほんとどこから情報取り入れてるんだろう』


リ「おはようトレイ、A」

『リドルくん、おはよう』



Aとは違いきっちり制服に身を包むリドルの姿



リ「2人とも長話をするのであれば廊下のど真ん中じゃなく談話室に行ったらどうだい?」


ト「『ぁ』」

ト「そうだな。じゃあ行くか」







【ハーツラビュル寮──談話室】



ケ「あっ!3人共おはよう!」

リ「おはよう」

ト「ケイト早いな」

ケ「そりゃ面白い情報手に入れちゃったから……さ」

『?』


先程の笑顔からAを見た途端固まるケイト


ケ「えーっと、2人はAちゃんに教えてあげないわけ?」


『??なんのこと?』

ケ「寝癖……すごいよ?」

『へ///2人ともなんで言ってくれないの?!』


『(今日は廊下の賑やかさでいつもより少し早く起きたから寝ぼけてて寝癖直しきれてなかったんだ)』


ト「なんでって、つい物珍しさで」

リ「分かっててやっているものだと」

『そんなわけないでしょう』


慌てて寝癖らしきピョコッとしている部分を抑えようと思えば



ケ「あー!待って待って!Aちゃんの寝癖とかちょーレアだから撮らせて!」


『ェッ』


待って、という間もなく撮られマジカメに瞬時に投稿される


ケ「Aちゃん写ってるとフォロワーの反応がちょーいいんだよね〜」


『ちょっとケイトくん!』

リ「A、寝癖を直すならそろそろした方がいいんじゃないか?」


『ウッ、私直してくる!』

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作者名:かるーあ | 作成日時:2020年5月16日 22時

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