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【オクタヴィネル寮──モストロ・ラウンジ】
『もしかして、空けておいてくれたの?』
フ「ゴマちゃんいつもここに座るから。」
『フフッ、ありがとう』
フ「//別に……ていうかゴマちゃん無防備すぎ」
『え?』
フ「ここ男しかいないんだよ?なのにあんなフラフラ歩いてたら危ないに決まってんじゃん。」
『ごめんなさい?』
男子校なのだから当たり前なのでは?と考えていれば眉間にシワを寄せまた不機嫌な顔になるフロイド
フ「さっき、俺が来なかったらどうするつもりだったの」
『えっと……』
フ「ハァ、どうにも出来ないでしょ。次からは誰か来るまで入口のそばで待ってて」
『でもそれじゃあ、いつ来るかなんて分からないでしょう?』
フ「ゴマちゃんが来たかなんてすぐ分かる。今も分かってたけど料理運んでて、ゴマちゃんのとこすぐ行けなかった」
『…そっか…明日からはそうするわ』
いつになく落ち込んだ様子のフロイドにそうとしか言えなかった
ア「フロイド?ここで何しているんです。ただでさえ忙しい時間た……い…、あぁ、Aさん。本日もご来店ありがとうございます」
『えぇ。』
フ「アズール、ゴマちゃんと一緒にいて」
ア「何言って」
フ「いーから!いて!」
そう言って厨房へ消えていく
ア「フロイド、どうしたんです?」
『さっき私がサバナクローの生徒達に絡まれてフロイドくんとジェイドくんが助けてくれたんだけど、ずっとあの調子で……』
ア「なんですって?……絡まれた?Aさんがですか?」
途端アズールの顔が曇る
『え?えぇそうだけど』
ア「……その人たちの顔は覚えてますか?」
『えーっと……(いきなりだったからあんまり覚えてないな……)』
ジ「それなら問題ありません。僕とフロイドがしっかり覚えています」
『ジェイドくん、さっきはありがとう』
ジ「いえ、私はフロイドが暴れそうになったのを止めただけですので」
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作者名:かるーあ | 作成日時:2020年5月16日 22時