瞳の奥に映るもの【シリウス･ブラック】 (ページ42)

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・男子部屋〇ページ42

ピ｢え、A本見なくても分かるの？｣

『そういう事じゃなくて、私が貴方達の部屋に行けばわざわざ持って来る必要は無いでしょ？』

シ｢ﾅｯ、それはダメだろ？！｣

『なんで？』

シ｢なんでって、男の部屋だぞ？｣

『気にしないよ』

シ｢ｯ、それにお前以外男だ｣

『今だってそうじゃない』

ジェ｢ｱﾊﾊﾊﾊ！シリウス、君ちょっと心配性なんじゃないか？｣

ジェームズはシリウスの方を指さして大爆笑している

シ｢違っ｣

『？』

ジェ｢4人部屋だし何も起きやしないさ。それに僕はリリーにしか興味ないからね。ボルベールは仲間だろう？｣

ピ｢ぼ、僕もAのことは友達だと思ってるよ。｣

『？ありがとう、ピーター』

一体なんの話しをしているのか全く掴めない

ジェ｢まぁ君の場合は違うか、変な気を起こすなよ？｣

シ｢うるせぇ！｣

・

寮に戻るまでもよく分からない言い合いをシリウスとジェームズは繰り広げていた

談話室は人気がなく静かだ

『やっぱりもうみんな寝てるのかな？』

ピ｢消灯時間ギリギリだったからね｣

シ｢なぁ、本当に俺らの部屋に来るのか？｣

『もちろんよ。』

ジェ｢じゃあ明日の昼にご飯を食べたら集合しよう｣

『分かったわ』

ピ｢うん｣

シリウスはまだ納得してない感じだったけどジェームズがどんどん話を進めていくため観念したようだった

・

次の日の午前の授業は全く頭に入らなかった

いつもならゆっくりリリー達とお昼を食べるけどジェームズ達が席を離れていくのを見届けてから少し時間を空けて私も席を立つ

ラ｢Aもう食べ終わったの？｣

『うん。今日はもうお腹いっぱいだから先に談話室に行くわ。3人はゆっくりしてて』

リリ｢えぇ、分かった｣

ミーシアとララは気にしていないようだけどリリーは寂しそうにこちらを見つめていたことをAが気づくことは無かった