瞳の奥に映るもの【シリウス･ブラック】 (ページ27)

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その後ずっとシリウスは不機嫌な様子でAが呼びかけても素っ気なかった

『私、何か変なこと言ったかな』

リ｢いや、あれはただ嫉妬してるだけだよ｣

『嫉妬？……でも何に嫉妬したんだろ』

相変わらずの鈍感さにリーマスは苦笑いするしか無かった

・ﾌﾟﾛﾝｸﾞｽ

『相棒よ、そろそろその殺人鬼みたいな顔どうにかならないのかい？ピーターがビクビクしてるからさ』

シ｢あ"？別にいつも通りだろ｣

いやいや、いつも通りなわけがないだろう？！

シリウスがこんなに不機嫌丸出しにしてるのを見るのは1年の時に母親から吼えメール貰った時以来だ

ピ｢そういえばシリウスも今日呼び出されてなかった？｣

ん？それは初耳だぞ？

『そうなのかい？』

シ｢…………忘れてた。昼に教室に来いって言われてたな｣

ほんとボルベール以外の女の子には興味が無いんだな
(本人は自覚がないけど)

『その子にはなんて返事するんだ？』

まぁ答えなんてわかってるけど一応聞いてみる

シ｢は？そんなの断るに決まってるだろ。なんで俺が女と付き合わなきゃいけねぇんだ｣

『ふーん。それがボルベールでも？』

数秒、シリウスは固まり僕のことを訝しげに見る

シ｢さぁな｣

何かを言いかけてたけどそれをやめて呟くように吐き捨てて行ってしまった

ピ｢シリウス、怒ったかな？｣

『散々不機嫌撒き散らしてたんだし今更だろう。』