相席3(大学生) ページ3
岸｢君、最近学校はどうだ｣
ある休日、露伴の家にお邪魔させてもらってくつろいでいた。
とは言っても、家に行ったところで彼は仕事をしているから、何をするでもないんだけど。
そんな矢先にこの質問だった。
『楽しいよ。友達もできたし』
岸｢そうかい｣
『…何か気になることでもあったの？』
露伴が無駄な質問をすることは少ない。
そんな質問をしたってことは、私の学校生活に何か思うことがあったということだと思った。
岸｢…合コンがどうとかいうメールが見えたんでな｣
『あ』
岸｢何だよその反応。やましいことがあるのか？｣
まあいいとため息をつく。
見るからに不機嫌だ、作業の手は止まらないけど。
岸｢行ってもいいぜ、合コンくらい｣
『…でも』
岸｢同世代のやつらと一緒に飲むくらい楽しんでくればいい。止めはしないよ｣
もちろん浮気なんてしたら容赦しないが、と薄ら笑う。
するわけない、この露伴を前にして。
そもそも私は数合わせに呼ばれただけ、つまり引き立て役。
誰かとどうこうなるなんてありえない。
岸｢君が数合わせってのもなんだかムカつくな｣
『ワガママ…』
とはいえ合コンに行くことを許可された以上は露伴に文句は言えない。
友達付き合いもあるし、今回も断るのは申し訳なかったから、お言葉に甘えて参加させてもらうとしよう。
｢そんじゃまあ…かんぱ〜い！！｣
乾杯、と私もジョッキを掲げた。
同じ大学の同期と別の大学の同期が一堂に会して酒を飲む。
それが通称、合コン。
缶チューハイくらいなら飲むけど、ビールってあんまり好きじゃないんだよなと思いつつも口をつけた。
｢Aちゃん、○○くん狙ってたりする？｣
『ううん。席変わろうか』
｢ごめんね｣
ごめんねとは言うが、最初からそれ目的で私を連れてきたんだろう。
分かっているから今更不愉快になったりもしないが。
｢…A、飲みすぎた？｣
『…そうかも』
しばらく合コンは続いた。
宴もたけなわ、そろそろ解散か二次会の時間帯という頃。
少し飲みすぎて頭がふわふわしてきた。
｢俺送ろうか？家どこ？｣
『…大丈夫、ひとりでかえれる…』
｢あはは、遠慮しないで｣
立てる？と私の肩にその人は触れた。
大丈夫だと断る覇気も出ないな。
そう思っていたその時。
岸｢オイオイオイ、あまり気安く触れてくれるなよ｣
『…ろはん？』
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しゃけなすび - 更新されてる！尊みが深い！主人公の包容力ｪ．．．お体に気をつけて、更新頑張ってください！！ (2022年9月28日 20時) (
レス) @page10 id: e3cfd56ac4 (このIDを非表示/違反報告)
つか(プロフ) - しゃけなすびさん» ありがとうございます〜！！！ながらく止まってましてすみません… (2022年9月28日 4時) (レス) @page9 id: 28e8a4d2b7 (このIDを非表示/違反報告)
しゃけなすび - はい最高~~~~~。熟年すぎるだろこのカップル。なんなのも~~~~。尊すぎる~~~~~。そしてそんな尊みが深い作品を書いてくださってるつかさんに感謝しかありません。ほんとに好きです...体に気をつけて頑張ってください！ (2022年6月27日 17時) (レス) @page8 id: e3cfd56ac4 (このIDを非表示/違反報告)
つか(プロフ) - Nologic_jcatさん» ありがとうございます〜！！見てくださると…思っていましたよ……… (2022年6月17日 14時) (レス) id: 28e8a4d2b7 (このIDを非表示/違反報告)
Nologic_jcat(プロフ) - 過保護気味露伴になってるのホント喜んで泣いちゃう勢いです……、好きです。神作品の続きをありがとうございます…、 (2022年6月16日 1時) (レス) @page7 id: 43713de11f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：つか | 作成日時：2022年6月13日 0時
