67【戦いの前の修行は…。】 ページ36
「てことで藍染と全面対決になるの。その時、私もその戦いに参加して藍染をたおす。命をかけても。」
天「そうでありんすか。命をかけてって死んでは嫌でありすよ?まァ、貴方様の事でありんすから死にはしないと思いんすけど。(クスッ)」
悪戯っぽく笑う白音を溜め息混じりに見た。
「まーたそんな事言って…。
でも、本当に私が倒さなきゃいけないの。鏡花水月の弱点を知ってるのはギンと私だけ。だから…力を貸して。」
白音はふーと煙をはいてゆらりとこちらを見るとゆっくりと口を開いた。
天「力を貸したらまた無茶するんじゃありゃせんか?
もう、貴方様の血を流す姿は見たくない。と言っても聞きはしないんでありんすぇ。
わかりんした。
力、貸しんしょう。」
厳しい顔から一転。優しく微笑んだ。風が吹くたび鼻の奥をくすぐるような良い香りが白音から漂った。
香水つけてるわけでもないのに…。
「良かった。ありg」
天「ただし!!絶対死なないでくんなまし。」
「…分かった、約束する。」
白音は指切りと言って小指を差し出してきた。
細くて綺麗な手は「触れて良いのか?」と思うほどだった。
天「それで、わっちは何をすればいいでありんすか?今でも充分強いでありんしょう。」
「卍解の強化と保持時間の延長。私なんかまだまだ。その強さがあると思ってるから真子にも一撃でやられて…。」
天「真子…。真子といわすでありんすね。想いの方は。」
「え!?あ、う、うん\\\」
天「(クスッ)顔、赤いでありんすよ。」
「ちょっと!話ずれてる!!」
天「では、わっちと戦いんしょう。なに、殺しはしんせんよ。」
「ま、まぢですか。」
天「まぢでありんす。(ニコッ)」
白音は吸っていた煙管を置き、羽織を脱いだ。
天「では始めんしょう。」
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まかろん(プロフ) - エメリオさん» ありがとうございます☆頑張ります! (2016年10月10日 19時) (レス) id: 9d7a01524c (このIDを非表示/違反報告)
エメリオ - 続編全部見たよ!とってもいい作品なので、こらからも更新応援してるよ!! (2016年10月10日 2時) (レス) id: eb06472d7c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:朱雀 | 作成日時:2016年9月29日 18時