46【自分の中の戦い】 ページ15
一瞬固まった。
「へ?どうって…。\\\」
どうってやっぱり真子は真子だったし、優しさはすごい感じた。
でも、そんなこと言えないでしょ!
ギ「おーい。A?Aの心情やなくて強さとか聞いてるんやと思うけど。」
「あっ!そっちか!えっとはい。110年前より明らかに強くなっており、虚化の能力は完璧にモノにしているようです。
まァ、私よりはまだまだ弱いですけど。」
自慢気に言ってもスルーされるだけなんだけどね。
藍「そうか。分かった。指令は続行だ。では。」
プツッツーツーツーツー
「はっ。切れたよ。てことで君ははよ消えなんし。」
ギンにしっしっと手で虫を払うようにするといきなり真剣な顔をした。
ギ「A…。ボクとおって楽しい?」
いきなり何かと思えば…。
「楽しいよ。」
ギ「でも、その楽しいは恋人同士の楽しいやなくて友達としての楽しいやろ?」
「っ…そ、そんな事。」
図星だった。
ギ「それでもええ思ったんやけど…A苦しいやろ。」
「…。」
苦しい。さっき真子に会ってはっきり分かった。
―――ギンが今の恋人だ。
そんなことわかってるよ。でも、わからないよ。
どうして真子じゃダメなの。どうして一緒にいられないの。
―――自分が決めた道だろう。何を犠牲にしても藍染を止める。ギンと付き合った事だって自分が決めた道。なのになぜ苦しむ。
本当は逃げたかった。藍染を止める?ギンと付き合う?
そういい聞かせてるだけで逃げてる。
、、、もう逃げるのはやめよう。
「ごめんギン。別れよう。」
ギ「…残念やなァ。Aを幸せにできんのはボクだけやと思うけど。…あとで悔やんでも遅いで。」
冗談混じりに悲しげな笑顔を見せた。
「うん。でも…。もう逃げたくないの。」
ギ「そか。じゃ、ボクは帰りますから。さいなら。」
「バイバイ。」
「…ありがとうギン。」
ギンが帰るのを見届けたあと静かに呟いた。
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まかろん(プロフ) - エメリオさん» ありがとうございます☆頑張ります! (2016年10月10日 19時) (レス) id: 9d7a01524c (このIDを非表示/違反報告)
エメリオ - 続編全部見たよ!とってもいい作品なので、こらからも更新応援してるよ!! (2016年10月10日 2時) (レス) id: eb06472d7c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:朱雀 | 作成日時:2016年9月29日 18時