私は貴方のようになりたかった (ページ4)

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新学期3 ページ4

(えっと、私の席は・・・・)

(あ、ここだ)

私が座る席は1番後ろ。

教室の窓から満開の桜が見えるいい席だ。

(ラッキー)

ちょうど席に座ろうと荷物を机に下ろした時

「あ、桜おはよ！」

あぁ、私の嫌いな普通の女子より少し低めの声。

後ろのロッカーの方から聞こえた。

振り返ると、目があってるのかどうかも分からいように見つめてくる。

『・・・・あぁ、おはよう！シオリ！今年も同じクラスだったね！』

「うん！卒業までよろしくね！！」

去年もシオリとは同じクラスで、私がいつも一緒に行動してる女子4人のグループに急に割って入ってきた、図々しい子。

『あれ・・・・髪切ったんだ』

去年までは肩より少し下にあった髪がショートカットになっていた。

「うん！すっごいスッキリした！」

私はこの子が嫌いだ。

私たちのグループに図々しく入ってきたこの子が嫌い。

正直に言って、うざい。

でも、顔には絶対に出さない。いや、出すもんか