雨の呼吸 ページ6
「人間だ!! 久方振りの食事だぜ!!!」
嫌な笑顔を浮かべた鬼が茂みから飛び出してきた。
Aは刀を構え、臨戦態勢を取る。
(大丈夫、いける。私はこの時のために修行してきたんだから。)
強く刀を握りしめると、鬼より先に一歩飛び出した。
《雨の呼吸 弐の型
素早く距離を詰め、横に薙ぎ払う。
刹那、鬼の首が宙に舞った。
「………できた…!」
通用した!私の呼吸が、刀が、鬼に通用したんだ!!
鬼を斬れたという事実は、確かにAの自信となった。
この調子でいけば、きっと七日間生き残れるはずだ。
刀を納めながら、Aは東へ向かって走りだした。
夜はまだ明けない。
__最終選別終了まで、あと七日。
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希乃(プロフ) - あかりさん» コメントありがとうございます!現在続きを執筆中ですのでしばしお待ちを…! (2019年5月20日 7時) (レス) id: 2c5a503106 (このIDを非表示/違反報告)
あかり - とっても面白いです!続きも楽しみにしています! (2019年5月18日 23時) (レス) id: f66f75f695 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:希乃 | 作成日時:2019年5月13日 16時