遊真のお姉さんは黒トリガー使いでした！【ワールドトリガー】

第７話 ページ9

どしゃあ


３バカたちに殴られた修が倒れる


「よっわ！え？マジ？正義の味方よっわ！」

「マジ想像を絶するわー」


これには少女も拍子抜けである


「こいつら・・・・・よってたかって卑怯な・・・
・・！」

「いやー数はケンカの基本でしょ」

『というか弱い』


服についた汚れをはたいてやれば修に礼を言われた


「メガネくんなんでついて来たの 弱いのに」


遊真は修の心を抉るような言葉を放つ


「・・・・・「弱いのに」は余計だ！・・・・・お
まえらわかってるのか？このあたりはもう警戒
区域・・・・・

ボーダー以外は立ち入り禁止だ・・・・・！近界
民に襲われたらひとたまりもないぞ！」


そう言った修は再び蹴られる


「んなこたカンバン見りゃわかんだよ 日本語読めね
ーとでも思ってんのか？あ？」

『・・・ニホンゴとは？』

「・・・ふむ？」


２人は首を傾げた


「人がいないからいーんだよー ためしに「タスケテ
ー」言ってみ？ほれ「タスケテー」」

「ゴホッゲホッ」

「おトモダチがピンチだぞ助けてやれよ ほら」


３バカが遊真と優菜を見た


「助ける？おれたちが？なんで？」

『オサムが自分から首突っ込んできたんだから

自分でなんとかしなきゃ』


遊真・優菜の言葉に一瞬の沈黙の後に３バカ達は急に吹き出した


ぎゃははは


「・・・・・？なんで・・・・・？」

『うーん？』


２人が頭を捻る中 ３バカの中の１人が鉄パイプを持ち出した


「おい コラ白髪ども他人事みてーなこと言ってんじ
ゃねーぞオレはメガネよりてめーらに・・・・・

ムカついてんだよ！！」


鉄パイプが遊真へと振り降ろされていく

と同時に優菜が遊真の前に立ちはだかった



片手で鉄パイプを受け止め相手の足をおもいきり踏みつける


『だからさ・・・・・ユウマに手を出すなって・・
・言っただろ！』


もう片方の足で腕に蹴りを入れる

踏まれた足と蹴られた腕からはミシミシという嫌な音が鳴った


「・・・・・！？いッ・・・ッ痛えええあああ！！
！」

「！？オイどうした！？」

「あっ足が・・・・・！腕が・・・・・！！」


優菜から受け取った鉄パイプを遊真が後ろに放り捨てる


「・・・やっとおれたちの番？それとももしかして
・・・・・」

『「もうおわり？」』



２人の赤い瞳がギラギラと輝いた

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