No.37 ー 英智side ページ37
いきなり暗くなった会場
『Aを助けに来た。お前なんかにAは渡さない』
真っ暗な中、誰かの声が響き渡る
...嫌な予感がした
急いで電気をつけ、明るくする
...やっぱり。
予感通り、Aちゃんが消えていた
あの声の奴に連れ去られたか
でもあの声確かどこかで聞いたことのあるような...
ダンスパーティーの時...
あともう少しでAちゃんとキスできたのに止められた
「なぁ、うちの姫様で遊ぶのはそこまでにしてくんね？」
あれこれは...
あの時と同じ状況......
あの時と同じ声......
Aちゃんを連れ去り、結婚式をめちゃくちゃにしたのはアイツだとわかった瞬間僕はあることを思い浮かんだ
「敬人、渉、弓弦、桃李。君たちの出番だ」
弓弦「承知致しました」
桃李「やったぁ、僕に仕事がきた！」
渉「Amazing…☆ いきなりですね、驚きましたよ」
敬人「何があったんだ？！」
ふふ、いざと言う時のために無線で繋がるようにしておいたのだ
「結婚式の途中でAちゃんが連れ去られた、犯人はAちゃんの騎士たちだ」
敬人「またアイツらか... 」
渉「せっかくの結婚式を邪魔するなんて、酷いですねぇ」
桃李「許さない。家畜は静かにしてればいいのに」
弓弦「坊ちゃま、口が悪いです」
桃李「は？黙れ」
「はいみんな聞いて、これは皇帝命令。あのうっとうしい5人全員捕まえなさい」
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作者名：彩葉 | 作成日時：2018年12月21日 18時
