不 良 学 校 .【HQ】

転校して31日目 ページ35

Aside



『…！』


夜久さんは救いの手を差し伸べてくれたのだろうか？
それとも偶然？

…まあどちらにせよ嬉しいことだ


『お昼…はいつも購買なんですけど…』



夜｢そうなんだ…｣


夜久さんはなにかを考えるような仕草をする



『(お弁当作るの面倒くさいし…)』


決して私は料理が出来ないわけじゃない。

むしろ出来る方だ。
料理に限らず、家政系はわりと得意な方。


…ただ、ちょっと面倒くさがりなだけであってやろうと思えば出来るもんだよ



黒「お昼なんてここで食っちゃえばいいだろ」




『え…』



黒尾さんの言葉に少し戸惑う私。
私は小さく息をこぼした





にやにや笑っている黒尾さん。
この人は確実に確信犯だろう。


夜「待てよ。こんな男だらけの所でお昼なんて食べたくねーだろ」


『…！』


夜久さん…
この人はいい人すぎる。そう確信した



・

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