星屑が80あまり2つ ページ35
『フロイドくんフロイドくん、出店には前半試合の後に来るよそれじゃ。』
Aは速攻にその場から逃げるように去っていった。
他の出店を見ながら回っているとドドドドドッという足音が聞こえてきた。
その方向を見てみると、物凄い人の群れ。
あれを猪突猛進というものだろう。
『ふむ。
元気があっていいけど、なぜ走っているのかな。』
パクリと先程の出店のアイスを味わって食べながら、目でその先を見た。
そこには1人の男の子が立って呆然としている。
Aは急いで男の子の元へと駆け寄った。
『キミ、そこに居たら危ないだろう…』
男の子の首を持ち上げ、移動魔法を使った。
「……っ、ごめんなさい」
『泣くんじゃない、男が廃るだろう？
そうだ、さっき買ったアイスが予備…に………』
Aは手元を見た瞬間固まってしまった。
何故なら手元にはアイスがなかったから。
後ろを見るとそこには床にぶちまかれたアイスに人に踏まれたワッフルコーン。
『ぼ、僕のアイスが…』
Aは頭を抱えた。
そう、大切な大切なアイスは人の群れと子供で落ちてしまい、終いにはワッフルコーンまでもぐちゃぐちゃ。
Aはムクっと立ち上がりポケットの琥珀蜜の飴を男の子にあげその場を去った。
『さて、アイスの分はきっちり払ってもらわなければ。
ふふっ
ふふふ…』
そう不気味な笑みを浮かべてサバナクロー寮のマジフト上へと足を動かした。
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ハル - 「星屑が60あまり2つ」の話がグリムのとこ見にアンパンになってますよ！作品好きです！これからも更新頑張ってください！ (2022年3月4日 7時) (
レス) @page16 id: 43d8360e57 (このIDを非表示/違反報告)
エル - 面白いです‼これからも、頑張ってください (2022年1月28日 20時) (レス) @page3 id: c5e23189c4 (このIDを非表示/違反報告)
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作成日時：2022年1月28日 19時
