24話 ページ25
その後、空気がかわった。
[原始胎海の水]の入手源の話しになったから。
「では警察隊員ボーン殿、説明してもらおうか。
君はどうやってリネ君の荷物から、[原始胎海の水]を見つけたのだ?」
その質問にAの目つきは鋭くなった。
「(何故、何故今頃になってあの水が出てくるの…)」
ボーンはヌヴィレットから視線を逸らし、言い淀む。
「そ、そうだそうだ。そのせいで僕は誤った判断をしたんだからな。
それともまさか、ここで嘘の証言をしたっていうのか?だとしたらいい度胸だ。」
ふたりに問い詰められるボーンは、[一生特別許可券]という言葉と、罪が軽くなるという言葉から、慌てて正直に話そうとした。
「わ、私はただ言われた通りにしただけなんだ!」
どうやら、上の人らに[連続少女誘拐事件]をリネとリネットに擦りつければ、ファデュイに罪を着せることが出来ると、そう言った。
けれど、次の言葉を紡いだ時
「連続少女失踪事件も首領が計画したもので…あっ、その首領っていうのは…あの…」
警察隊員の彼が苦しみだしだんだんと水になっていく。
観衆のみんなは声が出なかった。
Aもまさかこうなるとは思ってもなく、彼が保護されたあとあの水のことを詳しく聞こうとしていたので、相当驚いた。
「しまった!口封じッ…」
「!?」
「ひ、ひぃ…!?」
「水に…なった。」
その後ヌヴィレットが急速に対応をし、啓発隊員たちは現場検証が終わった。
ボーンという警察隊員はおらず、衣服しかなかった。
それ以外は全て水になっていたのだ。
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ぴーや - 設定がちゃんとしてて没入できます!素晴らしい小説ですね! (2月3日 13時) (レス) @page1 id: 43fc0e4b8f (このIDを非表示/違反報告)
ういろー。(プロフ) - アメさん» コメントありがとうございます。自己満足で書いていた小説なので他の人にも嵌って良かったです! (1月5日 13時) (レス) @page8 id: f9259051cc (このIDを非表示/違反報告)
アメ(プロフ) - 崇拝少女ちゃんとフリーナちゃんの絡みがとても楽しみです!!小説読みやすかったです!無理なさらないように更新頑張ってください!! (1月5日 0時) (レス) @page6 id: a56aa03733 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ういろー。 | 作成日時:2024年1月4日 1時