19話 ページ20
「キミたちのその落ち込んだ様子はなんだい!調査にはなんの収穫もなかった、そうだろう…?
まぁ、当たり前とも言える。罪あるものから無罪の証拠を見つけだすことは不可能だからな。」
そう言って、ドヤ顔をかます。
みんなは席につき、今回の裁判を楽しみにしているようだ。
「双方が揃った。これより、マジックショーで起きた突発事件に関する[審判]を始める。」
とうとう審判が始まった。みんなの顔は真剣になる。
「ではまず、この場にいる観客が事件の経緯を理解できるよう、被告人リネにマジックのネタについて解説してもらう。」
「はい、僕が説明し、リネットは舞台で実演してくれます。
道具も用意出来ました。」
リネは簡潔にマジックのネタを明らかにした。
観衆は驚くばかりだった。
「では被告人、君の証言を整理してみよう⋯」
「マジックが始まった時、君は観客席側のマジックボックスに入って隠れていた故に犯行を実行できるはずがない。この理解に間違いはないかね?」
「はい、大審判官。」
「それではフリーナ殿、原告側としてこれに対する反論はあるか?」
「ああ、当然だろう?最初の火は僕が付けてやろうリネ君、キミは嘘をついている!」
フリーナは自信満々に証言をした。
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ぴーや - 設定がちゃんとしてて没入できます!素晴らしい小説ですね! (2月3日 13時) (レス) @page1 id: 43fc0e4b8f (このIDを非表示/違反報告)
ういろー。(プロフ) - アメさん» コメントありがとうございます。自己満足で書いていた小説なので他の人にも嵌って良かったです! (1月5日 13時) (レス) @page8 id: f9259051cc (このIDを非表示/違反報告)
アメ(プロフ) - 崇拝少女ちゃんとフリーナちゃんの絡みがとても楽しみです!!小説読みやすかったです!無理なさらないように更新頑張ってください!! (1月5日 0時) (レス) @page6 id: a56aa03733 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ういろー。 | 作成日時:2024年1月4日 1時