17話 ページ18
ナヴィアはそう言うと、後ろに控えている黒服のふたりを紹介した。
「彼らはあたしの仲間なの。参加させてもいいよね?」
「私は構わないけど…」
「へえ、新たな助っ人まで来てくれるなんて本当に感激だ。」
リネとリネットは少し嬉しそうに、声のトーンが上がる。
そして、リネ達に地下室のことを聞き、案内をしてもらった。
マジックボックスの下には地下道があるらしく、入れ替わりのマジックをする際に使ったものである。
「入れ替わりの仕組みはわかったぞ。けど、おまえはずっと喋ってたし、最後は1回外に出たよな?」
「それはもちろん、蓄音装置を使ったのさ。リネットが操作してくれるんだ。
僕とアシスタントは先に会話の内容を決めて、カウントダウンが始まる頃には、僕はもう地下道に飛び降りてむこうのはこにいどうしはじめてるんだよ。」
「リネットは?あの時どこにいた?」
「私は箱の後ろの仕切りにいた。」
「なるほど!」
どうやら、彼らは双子ということを使い、このマジックを完成させたのだ。
皆からは感嘆の声が漏れる。
けれど、結局のところ箱の中にいたのはコーウェルというアシスタントになり、Aは消えた。
それだけが不可解なのだ。
彼らのマジックは人を驚かせ、笑顔にさせるものであったはずが、不幸を招いて事故を起こしてしまった。
表情から読み取れる。リネとリネットはさぞ悔しいだろう。
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ぴーや - 設定がちゃんとしてて没入できます!素晴らしい小説ですね! (2月3日 13時) (レス) @page1 id: 43fc0e4b8f (このIDを非表示/違反報告)
ういろー。(プロフ) - アメさん» コメントありがとうございます。自己満足で書いていた小説なので他の人にも嵌って良かったです! (1月5日 13時) (レス) @page8 id: f9259051cc (このIDを非表示/違反報告)
アメ(プロフ) - 崇拝少女ちゃんとフリーナちゃんの絡みがとても楽しみです!!小説読みやすかったです!無理なさらないように更新頑張ってください!! (1月5日 0時) (レス) @page6 id: a56aa03733 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ういろー。 | 作成日時:2024年1月4日 1時