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12話 ページ13

※Aが少しの間出てきません。ご了承ください。






「箱の中の空間が狭くてごめんね。でもその代わり、緊張がほぐれるよう、中は手の込んだ装飾でいっぱいにしてありますから。


あなたは何もしなくて大丈夫です。途中で何か不思議な感覚になったとしても、絶対に出てこないで。


もし、、、










マジックが中断されてしまえば、あなたがどこに現れるか僕にも分かりません。




気がついたらメロピデ要塞にいた__



なんてこともある。」




彼の、この言葉に対し観客も困惑の声を漏らした。
もちろんAもだ。





「さて、箱に入る前に、皆さんに一つお願いしたいことがあります――



どうか、カウントダウンをしていただけませんか?


60、59、58⋯という風に、一つずつ数えてください。少し速くなったり遅くなったりしても構いませんよ。




暗い箱の中では何も見えませんから、皆さんの声だけが頼りです_____




あ、イジワルはなしですよ?三十秒で六十回を数えきってしまわれては、僕も困っちゃいますから。」



「え、あの…」


「大丈夫、必ず成功するから」



Aの不安な顔を見たリネはウインクをしながら、そう言った。

その自信満々な顔に少しAはほっとする。そして、箱の扉が閉められた。



そして、カウントダウンが始まる。

半分が過ぎたところで、どこからか鈍い音が聞こえてきた。



ドゴッ_____



「ん?なんの音だ?なあ、聞こえたか?」


「舞台上からの音?」


「うーん⋯まっいいか、みんな気にしてないみたいだし。」



聞こえた音を気にしない振りをし、カウントダウンを続けた。

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ぴーや - 設定がちゃんとしてて没入できます!素晴らしい小説ですね! (2月3日 13時) (レス) @page1 id: 43fc0e4b8f (このIDを非表示/違反報告)
ういろー。(プロフ) - アメさん» コメントありがとうございます。自己満足で書いていた小説なので他の人にも嵌って良かったです! (1月5日 13時) (レス) @page8 id: f9259051cc (このIDを非表示/違反報告)
アメ(プロフ) - 崇拝少女ちゃんとフリーナちゃんの絡みがとても楽しみです!!小説読みやすかったです!無理なさらないように更新頑張ってください!! (1月5日 0時) (レス) @page6 id: a56aa03733 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ういろー。 | 作成日時:2024年1月4日 1時

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