ゲゲゲの鬼太郎〜呪われた少女〜弐

河童の働き方改革９ー１ ページ21

かごめ＞・・・・・何、これ。

スマホの画面を睨むように見つめ、呆れた口調で呟いたかごめ

それは偶然見つけたものだった

何気なくスマホを弄っていると、妙なホームページを見つけたのだ

だが馴染みのある単語が付いていたので、なんとなく気になってページを開いた

「妖怪ポスト なんでも相談」

これを見た瞬間の第一声が、先程の冒頭のものである

かごめ＞どうせまたあのボケ男の仕業でしょうけど・・・金儲けのために、彼を利用しようとするとか・・・本当に友達なの？神経疑うわ。あぁ、アレなら有り得るか。

ボケ男やアレ＝ねずみ男

当たりと言えば当たりだ

そして理由もまたズバリ、当たりと言えた

かごめ＞・・・・・彼、か・・・。

彼＝鬼太郎

自分でも不思議なくらいに、彼に心を許し始めている

まあそれでも、彼を名前で呼ぶところまではいっていない

かごめ＞彼も大変ね・・・・・まあ、私には関係ないか。

関係ない・・・これからも、深い関係なんて持たない

最初はそう思っていた

そのつもりだった

だから、まなが彼と友達になった時も、保留でと言った

あの場ではっきりと断れば、雰囲気が悪くなる事も、まなが暗い顔をする事もわかっていたからだ

かごめ自身、それを望んでいるわけでもない

だが事ある毎に絡まる、かごめと鬼太郎の縁

一度結ばれた縁は、簡単には切れない

それを一番よくわかっているのは、実はかごめの方だった

頭ではわかっていた

一度でも関わった以上、もう他人ではいられない

もう今更、関係ないと彼らに背を向ける事はできない

かごめ＞・・・・・いっそ・・・私も彼に相談すれば、万事解決するのかしら。

そう呟いたかごめの瞳は、どこか悲しそうに揺れていた

妖怪から受けた、子孫に受け継がれ続ける死の呪い

母親から受けた、言葉と言う名の呪い

かごめ＞・・・なんてね。

そう言って立ち上がると、かごめは買い物のために家を出た

市場やスーパーに足を運ぶが、どこに行っても・・・

かごめ＞・・・なんできゅうりだけ売り切れてるの？

最近はどこに行っても、きゅうりが売り切れているか本数制限をされているのだ

全国的なきゅうり不足だとか

ねこ娘＞えぇ！？きゅうり売り切れ！？昨日も無かったじゃないの！

かごめ＞あ。

ねこ娘＞あ。

かごめ＞・・・そっちも？

ねこ娘＞ってことは、アンタも？

かごめ＞・・・いやぁな予感。

ねずみ男が関わると、ろくな事がない

それはズバリ的中するのだった

９ー２→←８ー８【終】

• 金　運: ★☆☆☆☆
• 恋愛運: ★★★☆☆
• 健康運: ★★★★★
• 全体運: ★★★☆☆

ラッキーアイテム

革ベルト

ラッキーカラー

あずきいろ

ラッキーナンバー

8

ラッキーアルファベット

X

ラッキー方角

西 - この方角に福があるはずです

おみくじ

おみくじ結果は「末凶」でした！

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す