仲良し家族のお兄ちゃんはお医者さん！ (ページ20)

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熱中症(雅紀&妹)4 ページ20

翔side
俺は基本的に和と潤と遊んでいる。
浮き輪で飛び込み台にも行った。
和「暑いね。」
翔「そうだなー。何か飲みに行こうか。」
和「うん。」
翔「潤も行くぞー。」
潤「えー。」
翔「えーじゃなくて、ほーら！」
潤「きゃははっ♪」
潤の浮き輪を掴んで、抱き寄せると嬉しそうにはしゃいでいる。
そのまま砂浜に向かった。
．
翔「あれ？雅紀。」
レジャーシートには雅紀がいて、なんか様子がおかしい。
まさか。
翔「雅紀、大丈夫かー。」
雅「大丈夫、ちょっとくらってしただけだって。」
翔「いやいや、それ大丈夫じゃないって。
水分摂ってた？」
雅「・・・」
無言ってことは飲んでなかったな？
翔「取りあえずこれ飲んで。
吐き気とか頭痛いとかは？」
雅「ううん。」
雅紀の手首に指を添わせてみると、少し速い脈が伝わってきた。
雅紀は子供みたいなところがあるからなぁ。
智「翔、Aが。」
雅紀の状態を見ていたら、後ろから智にぃが走ってきた。
翔「Aがどうしたの？
・・・あー、顔色ちょっと悪いなー。」
智にぃに抱きかかえられているAは呼吸も少し速い。
翔「取りあえず車戻ろう。
雅紀も熱中症っぽいんだよ。
簡単に砂落として。
雅紀、歩けるか？」
雅「うん…」
翔「おっと、ふらふらしてるよ。
和も潤も身体洗っておいで？」
和「はーい。」
潤「えー、もう帰るの？」
翔「また来ような？
A、しんどいから車戻って休ませてあげよう。」
Aと聞いて、潤も急いでシャワーのところに向かった。
雅紀は取り合えず大丈夫そうだけど、Aはちょっと心配だなー。