推しはいつでも推し。 byこたつむり ページ11
居酒屋で、センラさんと話してから数カ月。
なんとなくスマホを見ると、いくつもの通知。
同じところから来ている。
そういえば、そうだった。
今度、遠征で、確か大阪。
おれの場合は帰省になるけど。
「………しゃっ!!」
幾つもあった通知の内、一つだけ当たっていた。
嬉しさのあまり、大声を出して、ガッツポーズをする。
外では此れでも感情が行動に出て来ないみたいな人っぽいから、こんなことしてるって知られたら一気にイメージ変わるんやろな。
それ以前に、ヲタクってバレた時点で引かれる。
それは避けたい。
外でスマホあまり開かないけれど。
翌朝になり、昨日の興奮から早く目覚めた。
何時もは朝食を適当に済ませているけれど、時間もあるし、なにか作って食べようかな。
食べるのが楽なサンドイッチにでもしようか。
そうしたら三種類くらいはほしい。
「♪ご飯も風呂もあとに引き伸ばし〜」
上機嫌で食パン、マヨネーズ、レタス、チーズ、ハム、トマト、卵を持ってくる。
色々割愛してできたのは、四種類で、一つ目がレタス、ハム、チーズ、マヨネーズのサンド。
二つ目はレタス、トマト、卵、マヨネーズのサンド。
三つ目は卵を粗く潰していっぱい挟んであるサンド。
四つ目は物足りなくて追加したイチゴジャムサンド。
それから切り落とした耳で作ってしまったラスク。
ラスクは会社のおやつの為にラッピング、切ったサンドイッチの半分はラップで綺麗に包んで会社でのお昼用。
残りの半分が朝ごはん用。
適当にお皿に盛り付けて食卓に持っていく。
朝ごはんの完成。
「……うま」
作ったご飯は、いつものご飯より美味しく感じた。
食べ終わり、着替えなど、朝にすること諸々を終わらせると、丁度家を出る時間になった。
駅のホームに立っていれば、右から聞き慣れた声で聞こえる鼻歌。
もしかしなくても、この声ってセンラさんよな。
おそるおそるそちらを見ると、ばっちり目が合ってしまい、センラさんが駆け足で寄ってくる。
うわ、スーツ着ててもイケメン。
何してもイケメン。
センラさんの会社も俺と同じで髪色、髪型自由なんやな。
おれは自由って言っても勇気はないから、一般的な髪型に明るい茶髪。
センラさんみたく片方だけ伸ばすのなんて怖すぎてできない。
「Aくん!久しぶりやね」
「お久しぶりです、センラさん」
しれっと俺の隣に並び、朝の挨拶をするセンラさん。
俺も挨拶をしながらセンラさんから離れる。
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月夜(プロフ) - 依吹さん» 了解です (2021年4月23日 22時) (レス) id: 257f10f00d (このIDを非表示/違反報告)
依吹(プロフ) - いっぱいになりました。 (2021年4月22日 23時) (レス) id: fd3e74f050 (このIDを非表示/違反報告)
依吹(プロフ) - 時林檎。さん» 急にどうしたんですか。筋トレにでもハマりました? (2021年4月22日 23時) (レス) id: fd3e74f050 (このIDを非表示/違反報告)
時林檎。 - 依吹さん» 筋肉は裏切らない (2021年4月22日 17時) (レス) id: dae35fe255 (このIDを非表示/違反報告)
依吹(プロフ) - 時林檎。さん» ほんとですか! ありがとうございます。ほんとごめんなさい (2021年4月19日 22時) (レス) id: fd3e74f050 (このIDを非表示/違反報告)
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