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十九話 ページ21

シマ「開けて何が悪いと言いながら血の付いたスパイクグローブをチラつかせる」

マミ「それでも何か訴えるように鳴くよ」

椿「ちょ!?可哀想だからやめなって!」

創「ん?なんだろうな雌牛は」

マミ「じゃあ創はアイデアロールね」

創(75)63

マミ「そうだね、創は雌牛の視線をたどってみると三面鏡に向けられているとわかるよ」

創「雌牛を鏡に映すか」

マミ「鏡を向けると、その鏡の中には一人の身篭った女性の姿が映し出されるわ。」

ルーク「!?」

創「なるほど、真実はこれか」

女『娘を、解放してあげて』

マミ「それだけを言い残し、鏡の中の女性は消え雌牛だけが映る。」

創「ありゃ、まぁいいか、彼女の想いは受け取るさ」

ナツメ「GM」

椿(70)??

マミ「まぁ、察せ」

ナツメ「くそぅ!」

椿「…あーもー!ムカつくー!!」

創「視線なんか気にするな」

椿「今回は視線じゃないんだよ!上手くいかなくてイラってただけだよ」

少女「お兄ちゃんたち、お姉ちゃん、大丈夫ですか?」

創「大丈夫だよ、少し苛立ってるだけ」

少女「えー?この家には私と、お兄ちゃんたちとお姉ちゃん以外いないよ!」

椿「そうだね、私達以外いないね…」

創「早くシチュー作ろうぜ」

椿「雌牛さん、牛乳分けてくださいな」

マミ「じゃあ雌牛は大人しく牛乳をあげますね」

椿「よっしゃ」

創「後は鶏肉だな」

ルーク「他に解けてない謎とかあるよな」

椿「臆病者は床下に隠れてる」

創「洗濯機調べようか」

椿「洗濯機?風呂場か」

ルーク「風呂場か、嫌な予感が…」

椿「床下収納にはバターとベーコンはあったけど、鶏肉はなかったし、やっぱりリビングのハッチか。」

マコト「まず風呂場に」

マミ「分かった。風呂場でどうする?」

ナツメ「風呂の中に目星」

椿(75)01

マミ「1クリ!?後で成長つけておくよ。排水口の汚れが、通常より酷く黒ずんでいることに気付くね、そして血なまぐさい臭いが、ほんの微かにするよ。」

椿「うわっ!何この排水口の汚れ、普通こんな黒くならないよ!?それに、なんか、鉄臭い…」

ルーク「待て!鉄臭い!?」

椿「よし!出よう!今すぐ出よう!お願いだから出よう!」

ルーク「こりゃ流したらどうなるかわかったもんじゃねーぞ」

椿「慣れてはいけないものに慣れてしまう前に出よう!」

シマ「キッチン行く」

マコト「全員で行こう」

マミ「分かった、キッチンに行きます」

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設定タグ:クトゥルフ , リプレイ小説 , 雪の日のクリームシチュー   
作品ジャンル:ミステリー, オリジナル作品
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作者名:桜餅食いのウサギ | 作成日時:2018年7月11日 8時

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