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五話 ページ7

マミ「次はカーテンね。カーテンを開くと窓の外、雪が降っているのが見える。窓は開き、大人用の靴が2足と子供用の靴が1足ずつ置いてあるよ。」

ナツメ「お外―」

マミ「外ね?庭には、こんもりと雪が積もっているよ。門はしっかりと閉ざされてて、その先に続く道はないよ。家を囲う壁より外は夜よりも暗く、空に舞う雪以外は何も見えないっぽい。 」

マコト「わーお」

ナツメ「うわー、行きたくないなぁ」

マミ「さて、どうする?」

創「…なんか俺もシチュー飲みたくなってきたな、白い景色のせいで。」

ルーク「創さん………。」

椿「お母さんのシチューよりお父さんのシチューの方が好きだったな〜」

創「わかる、めっちゃわかる。」

椿「やっぱり?」

創「だよね、とりあえずシチューっていったら、ジャガイモに人参玉ねぎ、肉か?肉食いてぇ。」

ルーク「自分もわかりはしますが、状況を考えてください。」

創「シチューのルーもか」

ルーク「そうです、ルーもないです。」

マミ「どこか調べたいところやものとかあります?」

シマ「台所」

マコト「冷蔵庫」

ナツメ「リビングにいる」

マミ「いきなり台所行くか…まぁ、いいか。」

シマ「何があるかは知ってた方がいいぜよ。」

マミ「じゃあ、二人はキッチンに向かうよ、椿と少女はリビングに残るよ。二人共わしと別室行きますよー」

 別室

創「綺麗だし、ゴキブリも居なさそうだな。」

マミ「綺麗に片付けられたキッチン。対面式で、リビングの様子をこちらからも覗くことが出来るよ。大きめの食器棚、冷蔵庫、電子レンジがあるし、調理台の上には鍋、包丁、まな板等の調理器具と【塩コショウ】などの調味料が並べられているっぽいよ。
ガスコンロは問題なく火がつき、直ぐにでも使える状態です。蛇口を捻ると綺麗な水が出ます。食器棚の扉に紙が1枚挟まっているようです。さて、どうします?」

創「ここも綺麗だな、ゴキブリ数匹と格闘したのが良い思い出だ。職場でな。」

ルーク「何やってるんですか、ってアレ?この紙は?」

創「紙。なんて書いてある?」

マミ「挟まっている紙には、『材料は、よく見て探して集めてね。楽しちゃダメだよ』と書かれているよ。」

創「探し物ゲーム、みたいだな」

ルーク「ですね。」

マミ「食器棚開けたから、中の物教えるね。【小麦粉】の袋が見つかる。他は、器や皿、コップが並ぶ。」

創「小麦粉……シチュー?料理は少ししかしないからわからん」

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設定タグ:クトゥルフ , リプレイ小説 , 雪の日のクリームシチュー   
作品ジャンル:ミステリー, オリジナル作品
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作者名:桜餅食いのウサギ | 作成日時:2018年7月11日 8時

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