101狩人 ページ6
高虎「お前はこの殺伐とした戦場には場違いだ。だが、お前の姿を見かける度に浅井軍の士気が高まっている傾向があるのも事実だ。
だから長政様も、お前にお市様の護衛役を任せられたのだろう。
お市様もお前が傍に居てくれるから、信長にも狼狽えたりしないんだ。」
A「高虎……。」
高虎「!俺らしくもなく喋り過ぎたな…//…要するにだな…その…
…吉継にあまり心配かけさせるなよってことだ…///」
A「!…ありがとう!高虎![ニコッ]」
高虎「!///……そ、それにしても、さすが長政様だな!長政様の巧みな外交により、武田、朝倉、雑賀衆などが信長を包囲する形が整った!」
高虎は赤くなった顔を見られぬよう、咄嗟にA、吉継に背を向けて、浅井領に目を向けた。
A「?」
吉継「……。」
高虎「信長は包囲網の要である長政様を討つべく、大軍を擁して近江に出張ってきている…
…我らはこれを迎え撃つ。そして、余勢を駆って、美濃まで軍勢を進める。
西進してきた武田軍と共に信長を挟撃出来れば、天下は長政様のものだ。」
吉継「……全てが上手く行けばの話だ。時の流れはそう簡単には変えられない。」
高虎「俺はそうは思わない。流れは変えられる。あの方さえ居れば…。」
A「…………。」
それから三人は何も言わず、直に戦火に包まれんとする浅井領を見据えていた…
…その時。
?「いや〜来て正解だった。浅井軍にはお市様の他にもこんなべっぴんさんが居るとはね。こいつぁ運がいい。」
A「ん?」
吉継、高虎「!」
そこに現れたのは火縄銃を背中に背負った二十歳半ばの青年。その若干老け顔からはどことなく親しみやすさと優々とした雰囲気を醸し出していた。
そして、その男はAの肩に腕を回して、嬉しそうに唇をニヒルに緩ませていた。
吉継、高虎「……。」
A「あの…失礼ですが、あなたはどちら様ですか?」
?「俺か?俺はな、君みたいな純真無垢で愛らしいお嬢ちゃんを悪党の魔の手から護る、ただの通りすがりの狩人…」
吉継、高虎[シャッ!!]←二人同時に得物を?に向けて振り下ろす。
?、間一髪でかわす。
?「おわっ!?あっぶねぇな!!おい!!お嬢ちゃんに当たったらどうすんだ!!(汗)」
吉継、高虎「だったら、避けるな(殺気)」
?「!!(汗)」
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タンポポ(プロフ) - ありがとうございます(*´∀人)ありがたく張り切って書かせて頂きます。 (2018年9月9日 15時) (レス) id: f0242507ad (このIDを非表示/違反報告)
安い料理屋 - タンポポさん» そうなんですか(笑)これからの展開が楽しみです( ゚∀゚) (2018年9月8日 16時) (レス) id: 45056beaa1 (このIDを非表示/違反報告)
タンポポ(プロフ) - ありがとうございます!!恐らくこれから出てくる三成と清正もあんな具合にコメディ要素ぶっこむと思います…(;A´▽`A (2018年9月8日 15時) (レス) id: f0242507ad (このIDを非表示/違反報告)
遠どぅー(プロフ) - タンポポさん» この小説が読めるだけで満足ですよ!! (2018年9月8日 12時) (レス) id: 8674fd3df2 (このIDを非表示/違反報告)
安い料理屋 - タンポポさん» いえいえ!こちらこそ素晴らしい作品をありがとうございます(*^-^*)少しオチャメな高虎が私は大好きですよ( ´∀` )b (2018年9月8日 9時) (レス) id: 45056beaa1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:タンポポ | 作成日時:2018年8月30日 16時