133答え ページ38
清正、正則「!」
ねね「はい!A!」
A「温いお茶を出した後、汗で濡れた体が冷えるから、風邪をひかないように気を遣って、熱いお茶を出したから!
…です…多分…。」
ねね「!!…なるほどね!」
A「？」
清正「おねね様？それはどういう…」
ねね「実は正解を明かすとね、温いお茶で喉を潤した後に熱いお茶を飲むと、お茶の味がとても引き立つの。だから、うちの人は三成の気遣いに感心したんだよ。」
A「!…なるほど…」
ねね「でも、今のAの回答もありだね!どうする？三成？正解にしてあげちゃう？」
三成「俺に聞かないで下さい。問題を出したのはおねね様でしょう。」
ねね「ふふふっ!こう言ってるけどね、内心では嬉しいんだよ。」
三成「おねね様。あまり余計な事を申されないでくださ…」
A「三成様。ありがとうございました。とても勉強になりました。これからも皆さんに美味しいお茶を淹れて出せるように頑張りますね[ﾆｺｯ]」
三成「!……あぁ…秀吉様に出しても恥じぬ茶を淹れられるよう、精進しろ。」
A「はいっ!」
ねね(良かった!作戦は大成功だね!)
清正(三成の気の配りようは確かに大したものだ。だが…やはり回りくどいな…。)
正則(もっと素直になりゃいいのに。)
三成「……。」
A「？」
三成は再びAの顔を見つめる。
Aと眼が合うと、すぐに眼を伏せたが、次の瞬間…
[ｽｯ…]
三成以外「!」
三成はAが用意していた金米糖を一粒つまみ、口にした。
すると、小さく笑みを浮かべながら口を開いた。
三成「……悪くない。」
A「![ﾊﾟｱｧ!]」
Aは満面の笑みを浮かべ、きらきらした眼で吉継と目線を合わせる。
すると吉継は…
吉継「……ふっ…」
A「!…ふふふっ!」
目を細め、優しい眼差しを返してくる吉継にAはこれ以上にないほど心が弾んだ。
その後もお茶会はしばらく進んだ。
決して雅で静かなものではなかったが、少なくとも皆の心は癒されたのだった。
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タンポポ(プロフ) - ありがとうございます(*´∀人)ありがたく張り切って書かせて頂きます。 (2018年9月9日 15時) (
レス) id: f0242507ad (このIDを非表示/違反報告)
安い料理屋 - タンポポさん» そうなんですか(笑)これからの展開が楽しみです( ﾟ∀ﾟ) (2018年9月8日 16時) (レス) id: 45056beaa1 (このIDを非表示/違反報告)
タンポポ(プロフ) - ありがとうございます!!恐らくこれから出てくる三成と清正もあんな具合にコメディ要素ぶっこむと思います…(;A´▽｀A (2018年9月8日 15時) (レス) id: f0242507ad (このIDを非表示/違反報告)
遠どぅー(プロフ) - タンポポさん» この小説が読めるだけで満足ですよ!! (2018年9月8日 12時) (レス) id: 8674fd3df2 (このIDを非表示/違反報告)
安い料理屋 - タンポポさん» いえいえ！こちらこそ素晴らしい作品をありがとうございます(*^-^*)少しオチャメな高虎が私は大好きですよ( ´∀｀ )b (2018年9月8日 9時) (レス) id: 45056beaa1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：タンポポ | 作成日時：2018年8月30日 16時
