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二宮「ふふ・・・そっか。おめでとう。」
.
好きだよ、の代わりにそう言えば。
君はいつか、振り向いてくれるだろうか。
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いつか、立派な先生になった君が。
俺の前に現れるだろうか。
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伸ばした手を。
もう、校則なんて気にせず。
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自由に染められる髪を撫でる。
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ほんのり赤く染まった頬に。
少しだけ・・・期待をしても。
神様は、見逃してくれるだろうか。
.
「A−、帰るよ？」
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向こうからやってきたその声は。
やっぱり″お母さん″そのもので。
.
二宮「お・・・原田さんも一緒。」
「ふふー、合格！」
.
髪の毛を撫でていた手を慌てて引っ込めると。
やっぱり、くす・・・と笑った彼女が。
.
ブイサインを俺に突き付けて
茶色く染めた髪を揺らした。
.
.
「せんせー、さようなら。」
A「さようなら、」
二宮「ばいばい、」
.
君たちのその小さな後ろ姿を見送ったら。
″先生″としての役目は終わりで。
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この恋も、もう出番のないものになってしまうけど。
２年間、ずっと見てきて。
楽しかったな。
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最後の曲がり角で。
少し俺の方を振り返った彼女に。
.
小さく手を振ったら。
.
ぺこん、とやっぱり可愛く頭をさげて。
君は、見えなくなった。
.
叶わなくてよかったんだ。
だってきっと君は。
.
俺の事が、好きだったでしょう＿＿＿？
.
** Fin **
※読み終わったら次回作作成参考のため評価をお願いします※
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ゆり(プロフ) - 二宮せんせー、、私も大好き///化学の先生こんな先生だったらきっと私も得意になっていたでしょう！(笑) (2013年8月20日 22時) (
レス) id: cf39bd22da (このIDを非表示/違反報告)
だり(プロフ) - 二宮せんせー…大好きです/////もぉー超絶カッコイイ(*/ω＼*)私の時にもこんな素敵でカッコイイ先生いたらなー頑張ったのになー(動機が不純すぎるwwそして他力本願すぎ(￣▽￣;)) (2013年7月31日 6時) (レス) id: cf6be78e98 (このIDを非表示/違反報告)
ゆー(プロフ) - あーーー、かっこいい。二宮先生、かっこいい。私も化学だけ頑張っちゃいそうですね(笑)甘々で、めちゃくちゃ幸せな気分になれました(*´▽｀*)夢乃さんの書く二宮さん、好きです！これからもまた機会があったら書いてくださいー！(*^▽^*) (2013年7月30日 23時) (レス) id: 936a2c27ae (このIDを非表示/違反報告)
咲．(プロフ) - 二宮せんせ…こんな甘々だったんですね(*´艸｀)密かに期待していた二宮せんせ。すごく甘いです(*〃ω〃*) その後、の幸せな二人もみれて。キュンキュンしました！ 素敵なお話をありがとうございました！ (2013年7月30日 19時) (携帯から) (レス) id: cf9c030a50 (このIDを非表示/違反報告)
★しぃ★(プロフ) - んふふ…コメントには書きませんでしたが、実はひそかに期待してました。二宮ｾﾝｾｰsideのお話(笑)ありがとうございました！！ (2013年7月30日 18時) (レス) id: 893b620562 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夢乃
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/houseki/
作成日時：2013年7月29日 16時
