ハプニング ページ18
「お久しぶりですね!好きです!」
「チッ」
大きな舌打ちをものとせずに近づく__と頚がなくなってしまうので、少し離れた場所で贈り物を渡そうと思う。
「大好きの証しと、この前のお礼です!どうぞ貰ってください。」
彼に向かって投げるのはおまんじゅう。
前、彼が甘味屋を見つめて微笑んだのを思い出して、浅草で有名な所を聞いて買った。
きっと美味しいと思うし、そうでないと困る。
ぱしっと子気味良い音を立てて彼の手に収まったのを確認して満足気に笑う。
次の瞬間、目の前には傷だらけの彼の顔。
「うん!?」
「お前ェなんで逃げたァ?」
「逃げ、に!?」
逃げたっけ?記憶に無くて戸惑う。
「逃げただろうがァ。蝶屋敷からァ!」
ちょうやしき…
「だ、だって!女の人が威圧してくるし、体調だってよくなったから鬼血術で…。」
言い訳みたいに言う私に、彼は顔をしかめて何かを呟いた。
その時一瞬彼の動きが止まって、私はここぞとばかりに距離をとるため鬼血術を使う。
そう、距離をとる為に使ったのに…。
どうして彼の驚く顔がすぐ側に?
表情からしてさっきのように彼から距離を詰めたわけじゃなさそう。
となると思い当たる原因はたった一つ。
私の鬼血術の操作ミス…!
「は、まっ」
「う、わあああっ!?」
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あなや(プロフ) - 不死川さんかっこいいですもんね!更新頑張ります! (2019年8月12日 16時) (レス) id: 565d168dc0 (このIDを非表示/違反報告)
ハロハロ〜(プロフ) - 不死川実弥大好きなのでとても嬉しいですうううう!!この小説面白いです!更新頑張ってください!初コメ失礼いたしました! (2019年8月11日 21時) (レス) id: 409bd25d53 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あなや | 作成日時:2019年8月9日 13時