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サボリ。21 ページ22

沖田side



屯所に帰った後、俺は食堂で夜ご飯を食べていた。
他の隊士たちも次々と食堂にやってきては夜ご飯を食べ始めている。
今日の夜ご飯はとんかつ定食だ。
大きなどんぶりの中にはたくさんのご飯が入っていて、その上には自慢げに置かれたとんかつが横たわっている。


その上にソースをかけたら…
うまそうだ。


『いただきやーす』


そうつぶやいて、俺は食べ始める。
その味は今日傷ついた心の傷が癒えるような気がしてならなかった。
すると、見たくない顔がやってくる。


土「おい総悟、隣座るぞ」


俺は究極に嫌そうな顔をして、「いいですぜィ」と言う。


マヨ方は俺の前の席に座り、「いただきます。」と手を合わせると、食事の時に毎回やっているアノ行為をする。


そう、マヨネーズを一本丸々その食事に乗せるのだ。
今回も美味しそうなとんかつの上に、見えなくなるまでマヨネーズをかけている。



沖「土方さん、また犬の餌食べるんですかィ」


土「犬の餌じゃねぇーよ‼これは至高の食べ物だぞ!」


沖「いつか死んじまいますぜ。まあ今死んでくれたらありがたいんですけど」



頭がどうかしているマヨ方は置いといて、俺はまたカツ丼を食べ始めた。
すると、黙々と食べている俺に、土方が言ってきた。



土「そういえばお前、今日夜の市中見回り当番だからな」



俺は反射的に「はぁ?」という声を上げていた。
夜はやりたいことがたくさんあるというのに。
土方抹殺の爆弾作りとか、土方暗殺の毒薬作りとか、土方消滅の儀式とかetc.



沖「ちっ、しょうがないから暗殺呪文を唱えながら行ってやりやすかィ。」


土「暗殺呪文てなんだよ?!まさか俺を殺るためのやつじゃねえだろうな?!」



土方の怒号を聞きながら、俺ははあ、とため息をついた。

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なまたまご(プロフ) - 元坂みどりさん» 教えてくれてありがとうございます! (2018年9月11日 17時) (レス) id: d8d10bb85c (このIDを非表示/違反報告)
なまたまご(プロフ) - 餅さん» 全て直させて頂きました!間違っててごめんなさい…! (2018年9月11日 17時) (レス) id: d8d10bb85c (このIDを非表示/違反報告)
- 元坂みどりさん» saidでもなくsideですよ! (2018年9月11日 1時) (レス) id: 9ad2ddaa38 (このIDを非表示/違反報告)
元坂みどり(プロフ) - sadeじゃなくてsaid (2018年9月10日 18時) (レス) id: 9307f7e2d0 (このIDを非表示/違反報告)
なまたまご(プロフ) - ありがとうございます!更新ちょっとでも増やせるように頑張ります! (2018年8月9日 9時) (レス) id: ca30a67409 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:なまたまご | 作成日時:2018年4月5日 8時

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