薄桜鬼 私は元四番組組長です

第四十話 優しい人だから ページ41

葵「そうですか…。俺の意思なんてどうでもいいんですね。なら、これからも好き勝手にする」

私はそう言ってその場から離れた
せっかく仲良くなれたと思ったのに…

葵「あ、総司もう戻ってるかな」

私はそう思いながら総司の部屋に行った





葵「総司…いる？」

総司「いるよ」

葵「入ってもいい？」

総司「どうぞ」

スー

総司「どうしたの？」

葵「うん…これ、渡そうと思って…」

私は総司に金平糖の入った袋を渡した

総司「これ…金平糖…？」

葵「うん、総司好きだし」

総司「何で僕に？」

う…さっきから質問責めだなぁ…

葵「さっきのお礼…」

総司「さっき？」

葵「俺…私のこと言わないって言ってくれたこと…」

総司「あぁ、そのことね。別にいいよ」

葵「…総司は…怒ってないの…？」

総司「怒る？なんで僕が？」

葵「私が葵ってことを黙ってたことを」

私は総司の目が見れず、下を向きながら話していた

総司「…葵ちゃん、顔上げて？」

総司にそう言われて恐る恐る顔を上げる

葵「…総司…」

総司「葵ちゃんは僕がすぐ人に言うような人に見える？」

……どっちかって言うと見えるけど

でも…総司は優しい人だから…

葵「見えないよ」(ニコッ)

絶対誰にも言わない

第四十一話 恐怖→←第三十九話 かわった

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