薄桜鬼 私は元四番組組長です

第三十五話 え…？ ページ36

総司「祐樹君、今日は巡察ないの？」

葵「あ、総司。あぁ、ない」

総司「じゃあさ、ちょっと一緒に出かけない？」

葵「……は？」

総司が急に変なことを言い出す
まぁ、いつもこんな感じだけれども

総司「そんな顔しないでよ」

葵「いや、悪い…突拍子なこと言うから驚いただけだ」

総司「そう？まぁ、前までは一君がいたから出かけたりできなかったからね」

葵「え…？」

今…何て…言った…？
"一君がいたから出かけたりできなかったからね"
え…まさか総司は私の正体に気づいてるの…？

総司「あっ…ごめん…間違えた」

総司「何でかな…祐樹君と葵ちゃんがたまに重なるんだよね…」

葵「……や…大丈夫…」

ホッ

良かった…まだバレてない
私は胸を撫で下ろした

総司「で、どうする？行かない？」

葵「行く」

総司「じゃあ、後で門のところに来てね」

葵「分かった」

私は一旦部屋に戻った

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