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「見張り塔跡の中ですか?入れないんじゃないんでしたっけ。…それを言うなら、カブさんはその体の何処にそんなに入るんすかっていうくらいいきますよね…酒の強さは打ち上げで知ってたつもりですが」

「ジムリーダー権限でね、一階部分だけは入れるようにしているんだ。といってもうちの上位トレーナーまでだけれども。二階以降に上がる階段はとっくに壊れているし、崩落の危険もあるので立ち入らないようにしている。…まあ、今年こそは打倒メロン君だけどね!」

「あそこ夜凄いですよね、ゴーストポケモン達。オレもジムチャレンジ時代はよく修行したもんです。…応援はしてますが、無理はしないでくださいよ。マジどんだけシュートの酒場に瓶が転がるんだか」

「無理にレベルの高いゴーストポケモンを捕まえようとしたり、肝試しとかなんとかで遊び半分で入ったトレーナーがポケモン達にいじられて、動けなくなって助けてくれー、なんてことが年数回はあるからね、はは」

「うわあ…カブさんお疲れ様です、マジで」

「もちろん、うちのトレーナーが頑張ってくれているから、ぼくが出るまでの事態になるのは稀だけれどね。あとは…なんでかあの地区は生息ボケモンの割に重大事故や死亡事故は少ないんだ。入域トレーナー数は他と変わらないのにね。塔内に不思議な光を見ただの、怪我をしたらいつの間にか街の入り口に戻って来ていただの、ルミナスメイズの妖精のいたずらみたいな逸話が多い場所でもある」

「心優しいゴーストでもいるんですかね…にしても、初中級トレーナー向けのワイルドエリア区間規則、もっと厳しくした方がいいですか。オレの管轄ンとこ来るくらいになったトレーナーは大半聞き分け良いんですけどねえ」

「次回以降の課題だね、それは」

「あー…、明日はげきりんの湖の夜間見回りがあるので、そちらには行けないんですが、明後日もカブさん行くなら、ご一緒してもいいすか?」

「…いいのかい?ドラゴンタイプ専門家の君に来てもらえるのはかなり嬉しいけれど」

「オレも気になるんで。迷子の迷子のドラメシヤ〜だけだったらいいんですけど、カブさんが言うようにドラパルト出現なんてことになったらあのあたりの適正トレーナーには危険でしょうから」

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設定タグ:キバナ , ポケモン剣盾 , 夢小説   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:aks | 作者ホームページ:http://alterego.ifdef.jp/  
作成日時:2022年10月1日 21時

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