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2_あなたの好きなものはなんですか01 ページ14

オフシーズンとはいえ、ジムリーダーの仕事は尽きない。

リーグや他のジムとの報告・情報交換の会議は定期的にあるし、オンシーズンに散々好き勝手したスタジアムの設備の修繕、補強とその予算組。前期チャレンジャーの合格率や動向の総括、エトセトラ、エトセトラ。勿論、通年業務のワイルドエリア警備と宝物庫の運営も。最近はバトルタワートップに就任して更にアクティブになったダンデによる、ガラルスタートーナメントなんて行事も増えた。

それに加えてここ数日、寝る前の勉強タイムが地味に響いている。言わずもがな、Aとの出会いが原因だ。流石にポケモン達のメンテナンスや仕事に響かせない程度には制御しているが、私生活がちょっぴり削れて、じわじわ疲労が蓄積しているのは否めない。

調整できないわけではないから、ちゃんと休息の時間を作って久々にワイルドエリアでキャンプでもしたい。


「あれなんて言うんだっけ…そうそう、○○…辞書、あ〜ロッカーに置いてきた…」

「キバナ様、先週分のワイルドエリア事故完了対応リスト、ご確認いただきたいのですが」

「あー、レナ、ごめんぼーっとしてて。見る」

「大丈夫ですか、お疲れですか」

「最近ちょっとイレギュラーなことが続いててな…おれ、クスネにつままれてないよね?」

「頬っぺた引っ張りますか?」

「おねがい、っいだだだ普通に痛いわ。現実だわ」

「このあいだ、エンジンジムリーダーと夜間のワイルドエリアに臨時出勤されましたよね。何かトラブルがあったんですか?夜勤からそのまま日中作業に出られることも多いので…少し休まれては」

「そうね、やばくなったらそうするわ。体力的にはたいしたことないんだけど、アタマ一杯使うから…最近、妖精さんと会ってて」

「妖精さん、ですか。…リョウタ先輩、キバナ様を仮眠室にお連れしたいのですが」

「いや大丈夫、オレは大丈夫よ。はいハンコ。リョウタもほら、ペリッパー出さない。まさかとは思うけど、そのクチバシにオレさまを入れてくつもり!?」

「飛ぶことはさすがにできませんが、這いずりながら移動させることはできますので。去年のジムリーダー忘年会で、潰れたキバナ様を仮眠スペースまで運んだのはこの子ですよ」

「知らなかった!?マジか、ありがとうペリッパー、オレさま重かったろ、…あっ、だからたまにオレの事丸のみしようとしてくんのか!?」

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設定タグ:キバナ , ポケモン剣盾 , 夢小説   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:aks | 作者ホームページ:http://alterego.ifdef.jp/  
作成日時:2022年10月1日 21時

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