20- 焼けば妬く ページ38
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菅原視点
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春高一次予選が終わり、夏休みが明けた、
烏野高校排球部はいつもと変わらず今日も部活。
10月末の代表決定戦に向けて、部員たちも気合十分!といったところである。
「チワス」
「おー影山ぁ、おーす」
放課後になり部活へ向かっていると、たまたま出くわした影山と挨拶を交わす。
自然と俺の横に並んで体育館へ歩く影山。ふと、その影山が肩にかけているエナメルバッグに目線をやる。
少し開いたチャックの隙間から、キラキラと可愛らしい袋が見えた。
「あれ?影山それなに?」
「?…ああ、なんかクラスの女子から貰いました」
「プレゼント?」
「多分…。食いもんみたいッスけど」
そう言ってその袋を取り出す影山。
手の込んだラッピング。中にはクッキーが入っていて、たぶん手作りだと思われる。
お前…クラスの女子からそれ貰うって…
「……脈ありか…」
「?なんですか」
「いや、こっちの話」
部活行ったら即みんなに言ってやろ。
☆☆
田中「影山、ちょっと表に出なさい」
西谷「女子から手作りクッキー貰うとはけしからん、
お前は今日で退部だ」
菩薩顔で影山に迫るアホ2人。
まあこうなるとは思ってたけど、なんかもう予想通りすぎてむしろおもしろくないくらいだ。
一方影山は退部と言われてショックを受けている。
お前もお前で本気で受け取るなよ。
月島「なんて言われて貰ったの、それ」
影山「なんか作りすぎたからって」
縁下「嘘だな」
日向「え?なんでッスか!?」
縁下「クッキー作りすぎても自分で食べるだろ普通、
わざわざ作ったに決まってる」
山口「すごい…!」
探偵縁下の推理に感動する日向と山口。
マジでそれなと縁下に同感すると同時に影山のモテ具合に感心していると、「なになに」とひょこっと一つの影が覗いてきた。
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a - https://uranai.nosv.org/u.php/novel/cow0415cow7/ (2020年12月26日 19時) (レス) id: fe7afc1fef (このIDを非表示/違反報告)
ハルカ(プロフ) - 読むの本当楽しいです!!ニヤニヤが止まらないのでリビングで家族が居る中読むのには向いてないですね笑笑 (2020年12月25日 16時) (レス) id: 14de8ea307 (このIDを非表示/違反報告)
西川あや(プロフ) - 終始きゅんとニヤニヤが止まりません!2人が付き合うの楽しみにしてます! (2020年12月24日 17時) (レス) id: be0c2f3b60 (このIDを非表示/違反報告)
ki39_nipi(プロフ) - すきっす!!(( (2020年12月20日 6時) (レス) id: d17731a628 (このIDを非表示/違反報告)
ペネロペ - ヤバい…ずっとニヤニヤしてました…影山かわいすぎません?更新頑張ってください! (2020年12月7日 23時) (レス) id: 41f8f60883 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みずかわ | 作成日時:2020年12月1日 13時