奮励少女の物語

40ページ目 ページ41

カカシ「目標との距離は？」


首から繋げられたマイクににカカシが言った。今は森の中で、ある物を追いかけていた。


ナルト「五メートル！いつでもいけるってばよ！」


サスケ「俺もいいぜ。」


サクラ「私も。」


貴『私もですー。』


カカシ「よし、やれ！」


カカシの合図にA達四人は一斉に飛びかかった。


ナルト「うりゃああ！」


？「⁉」


ナルト「つっかまえたぁーー！」


ナルトが捕まえたそれは……猫だった。


トラ「にゃーー！」


カカシ「右耳にリボン…目標のトラに間違いないか？」


サスケ「ターゲットに間違いない。」


カカシ「よし、迷子ペットトラの捕獲任務終了！」


カカシの問いに答えたサスケの隣では猫のトラに顔をガリガリと引っかかれているナルトがいた。それを見たAは、


貴『ほーらトラちゃん！いい子だから…ね？』


と言ってナルトに持ち上げられているトラの頭を撫でる。するとトラはやがて大人しくなった。


貴『動物にも優しく接しなきゃだよー、ナルト君。』


そうして火影邸に戻るとトラの捕獲任務の依頼人。マダム・しじみがおり、トラを見つけた瞬間トラをナルトから受け取り抱きしめていった。


しじみ「ああ！私のかわいいトラちゃん！死ぬほど心配したのよぉーー！」


トラ「ニャーーーー！」


遠慮なく思いっきり抱きしめるしじみにトラは断末魔のように鳴いた。


ナルト「(ギャハハ！ざまーねぇってばよあのバカ猫。)」


サクラ「(逃げんのも無理ないわね、あれじゃ。)」


貴『(…可愛そうに……)』



ヒルゼン「さぁて！カカシ隊、第七班の次の任務はと…老中様の坊ちゃんの子守に隣町までのおつかい、芋掘りの手伝いか……」


ヒルゼンは紙を手に持ちながら告げるとナルトが手を大きくバツの印にしていった。


ナルト「ダメーー！そんなのノーセンキュー！俺ってばもっとこうすごい任務がやりてーの！」


サスケ「(…一理ある……)」


サクラ「(もー！めんどいやつ！)」


貴『(おー、よく火影様にそんな口聞けるね…ある意味尊敬するよ)』


カカシ「(はー、そろそろ駄々をこねる頃だと思った…)」


そんなナルトの態度にイルカは机から身を乗り出して言う。


イルカ「バカヤロー！お前はまだペーペーの新米だろーが！誰でもはじめは簡単な任務から場数を踏んで繰り上がってくんだ！」


ナルト「だってだって！この前からずっとしょぼい任務ばっかじゃん！」

41ページ目→←39ページ目

• 金　運: ★☆☆☆☆
• 恋愛運: ★★★☆☆
• 健康運: ★★★★★
• 全体運: ★★★☆☆

ラッキーアイテム

金平糖

おみくじ

おみくじ結果は「末凶」でした！

ラッキー忍具

手裏剣

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す