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少年少女14つめの話 ページ16

ただいまトイレから出た。



手を洗って、ハンカチで拭いているところだ。



リヴァイ「・・おい。お前」



A「・・トイレまで案内、ありがとう。何か用?」



リヴァイ「あせったろ。俺が『女はめんどくさい』って言うから」



リヴァイは、トイレの前の廊下の壁にもたれかかって、私のほうを見ずに言った。



A「・・・別に」



嘘。内心あせった。



でも言わない。



リヴァイ「嘘つけ。」



A「・・なぜ嘘だと思うの。根拠は」



ハンカチをポケットに丁寧になおすと、リヴァイの横あたりに立った。



リヴァイ「なんとなく・・俺の勘だ。図星じゃないのか」



A「・・図星」



いつものようにたんたんと無表情でいった。



リヴァイ「やっぱりな」



リヴァイは見透かしたように言う。



A「・・気にしないで」



リヴァイ「別に気にしねぇよ。・・・・話は変わるが、お前、なんで調査兵団に入ったんだ」



A「・・・なんとなく」



リヴァイ「それも嘘だろ」



A「リヴァイは、そのすじの人?心透視人間?」



私の嘘を勘でずばずばとあてていくリヴァイ。



リヴァイ「んなわけないだろうが。俺はただの兵長だ」



『ただの兵長』って何・・・。



と思いつつ、兵長なんだ・・。と内心少しびっくりした。



A「・・リヴァイ兵長」



リヴァイ「・・まぁ、そうなるな。」



A「・・・そう。じゃあ、兵長。」



リヴァイ「やめろ。二人のときは名前で呼べ。同じ歳だろ」



兵長って読んだら怒られたー・・



ということで、内心遊び半分で、私も怒ってみる。



A「リヴァイ。『お前』じゃなくて、『A』って呼ぶのが平等」



リヴァイ「ぁあ・・。まぁそうだな。じゃあ、A・・だな」



A「・・・えっ・・・!?」



遊び半分で言ったのに、鵜呑みにしてくれたのが、びっくり。



おもわず、いつもの口調からはずれてしまった。



リヴァイ「どうかしたか。なぜそんなにびっくりしている」



A「・・なんでもない。」



そっぽを向いて言う。



リヴァイ「・・話はそれたが、Aが入団した理由は、本当は何なんだ?」



A「・・・母。」



リヴァイ「母・・?」



A「母が、行方不明になった理由。たぶん、巨人に食べられたんだと思う。」



リヴァイ「巨人・・に・・か?」



リヴァイは、顔をしかめた。

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さな♪(プロフ) - 桜吹雪さん» 書き出したときはまだ発表されてなくて(汗)悔いなき選択ちょっとチラ見しましたが、今更設定変えなれないのでオリジナルで貫きます(笑)すいません;; (2015年10月4日 18時) (レス) id: 765be69998 (このIDを非表示/違反報告)
桜吹雪 - リヴァイのゴロツキだった頃の性格やどうやって調査兵団になったのかは「悔い無き選択」を見たほうが良いですよ♪ (2015年10月3日 23時) (レス) id: c4c1fa452d (このIDを非表示/違反報告)
さな♪(プロフ) - りんりんさん» ありがとうございます!(;ω;)この先パート6まで見ていただけると嬉しいです! (2015年8月14日 14時) (レス) id: 765be69998 (このIDを非表示/違反報告)
りんりん - 最高ですね。すばらしいですよ。 (2015年8月14日 13時) (レス) id: ad8b84d2f7 (このIDを非表示/違反報告)
さな♪(プロフ) - ありがとうございます!どうぞパート6まででてますので読んでいただければ嬉しいです! (2015年7月27日 21時) (レス) id: 765be69998 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:さな♪ | 作者ホームページ:さな♪  
作成日時:2013年8月16日 19時

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