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「あの……貴方は……」



そんなカカシとテンゾウと呼ばれた彼のやりとりを紅の横で立ったまま眺めていたAがそう呟けば、テンゾウがAに話し掛けるより早くカカシが口を開いた。



「A、こいつテンゾウ。一応、こいつも特別機動捜査隊(うち)の一員ね。今は紅の相棒。呼び名はテンゾウでいいよ。テンゾウ、こっちは千住A。以上。」



「ちょっと先輩?!僕の扱い酷くないです?!元相棒にそれって酷いですよね?!」




若干目元を潤ませつつ言うテンゾウに対してカカシは面倒そうに一度視線を投げると何も言わずに再びパソコンの画面に視線を戻した。





「あーそうですかそーですか!!今更先輩に優しさなんて期待してないですよ!!」



捨て台詞のようにそう吐き捨てたテンゾウは、それでも持ってきた資料を自分の机上に置いて丁寧に仕分けし始めた。



「お手伝いしましょうか?」



ブスッとした表情のままのテンゾウにAがそう声を掛ければ、テンゾウは顔を上げてにっこり笑った。




「っと!!すみません、千住Aさん……ですよね?初めまして!まぁ、先輩の言う通り、僕のことはテンゾウって呼んで下さい。これから、よろしくお願いしますね!」



「分かりましたテンゾウ、よろしくお願いします。では、私の事もAとお呼びください。」



スーツのポケット辺りで自分の手をゴシゴシと擦りつけたあとで差し出されたテンゾウの右手をAは両手で握り返して挨拶を返した。




「あぁ!!いえいえ、そんな呼び捨て何てとんでもない!!では、Aさんと呼ばせてもらっても良いですか?」



すぐに照れた様子でAの手をやんわり解いて、両手を自身の胸の前で小さく振ったテンゾウにAはコクリと頷く。




「構いません。あの……テンゾウは確か、志村ダンゾウさんのご子息ですよね?先日弟のサイさんに木ノ葉高等学校で会いました。」




「あぁ、家の事もご存じでしたか。えぇ、戸籍上は僕もサイも彼の息子と言う事になっていますが成人してからの関りは全くありません。なので、僕もサイも苗字を呼ばれる事に関してはどこか違和感があるんですよ。そもそも似合わないですしね。」

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テン(プロフ) - ハルさん» ハルさんいつもいつも本当にありがとうございます!もー!ハルさんに誉めてもらえたらそれだけでやる気でます!(>_<)更新ゆっくりめで申し訳ありませんが、ハルさんの作品と言葉を活力になんとか頑張りますっ!苦笑 (2021年2月16日 0時) (レス) id: a5f75c2f95 (このIDを非表示/違反報告)
ハル(プロフ) - テンさん…どうしたらこんな素晴らしいお話が思いつくんですか( ; ; )続きが気になって仕方ありません!!もう一つの作品もそうだし、やっぱりテンさんの書くお話大好きですー( ; ; )中々忙しいかと思いますが、頑張ってくださいね!!応援してます♪ (2021年2月15日 8時) (レス) id: 8c65bc0e51 (このIDを非表示/違反報告)
テン(プロフ) - ハルさん» いや……もう……ハルさんの語彙力を私に分けてください!(T-T)取り敢えず、少しずつでも更新出来るように頑張ります(*^^*) (2021年1月23日 1時) (レス) id: a5f75c2f95 (このIDを非表示/違反報告)
ハル(プロフ) - テンさん、新作おめでとうございます!相変わらずの文才で惚れ惚れしてしまいます…お話の続きもとっても気になります(*^^*)続き、楽しみにしてますね〜!! (2021年1月22日 7時) (レス) id: 8c65bc0e51 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:テン | 作成日時:2021年1月21日 22時

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