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「許されないのは、北野せんせー!!あんただってばよ!!」


「「ナルトっ?!」」



勢いで飛び出して来たナルトはAとカカシの声に振り返りもせず、北野に向かって叫びつつ一直線に向かって行きそのまま体当たりした。



「っ!!ナルトっ!?」


「あ、おいAっ!!」



勢いで北野に飛び掛かり馬乗りになったナルトの元に急ぎ駆け寄ったAは、ヒナタの身体を起こすと、直ぐ後に居るカカシにその身体を押し付けた。


それから直ぐナルトと揉み合う北野の手に握られた長い釘を蹴飛ばし、暴れる北野の腕を容赦なくヒールの踵で踏みつけた。


そのままスーツの内ポケットから手錠を取り出したAは北野の右手に素早くそれを掛けた。


瞬間、北野の身体からは力が抜けて押さえ込んでいるナルトへの抵抗も止んだ。



「北野修二、貴方を女子高生連続殺人容疑及び誘拐犯として現行犯逮捕致します。」



コンテナの中静かに響いたAの声で、北野は完全に脱力した。



その後、カカシからの連絡を受けたアスマ達が合流し、現場の捜査と犯人への事情聴取は共にやって来たシカク達一課に引き継がれた。




「全く……お前の意外性にはいつも驚かされるよナルト。」




帰りも運転しましょうか?と小首を傾げたAから車のキーを奪取したカカシは、ハンドルを握りながらバックミラー越しに後部座席に座るナルトに視線を向けて呟いた。


「悪かったってばよ……」と幾分静かに呟くナルトは、自身の膝に頭を預け横になったまま未だ目を覚まさないヒナタを気遣ったのだろう。




「とても驚きましたがナルトの動きに無駄がありませんでした。何か護身術でも習われたのですか?」


「おうっ!夏休みの勉強の合間にカカシ先生に教えて貰ったってばよ!」



助手席で呟いたAに、嬉しそうに声を上げたナルトは身じろいだヒナタに「やべっ」と視線を動かしながら口を塞いだ。




「あんな無茶なやり方……俺は教えた覚えは無いけどね。」



呆れて声を投げたのはカカシで、それに対してナルトは声量をちゃんと下げつつも反論する。



「はぁ?凶悪な犯人は何をしてくるか分からないから、裏の裏まで読んで臨機応変に動けって言ったのせんせーじゃん!」


「あーれの何処が裏を読んだ攻撃なのよ。真正面から突っ込んだだけじゃないの。Aが居なきゃお前、北野に釘打たれたってーの。」

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テン(プロフ) - ハルさん» ハルさんいつもいつも本当にありがとうございます!もー!ハルさんに誉めてもらえたらそれだけでやる気でます!(>_<)更新ゆっくりめで申し訳ありませんが、ハルさんの作品と言葉を活力になんとか頑張りますっ!苦笑 (2021年2月16日 0時) (レス) id: a5f75c2f95 (このIDを非表示/違反報告)
ハル(プロフ) - テンさん…どうしたらこんな素晴らしいお話が思いつくんですか( ; ; )続きが気になって仕方ありません!!もう一つの作品もそうだし、やっぱりテンさんの書くお話大好きですー( ; ; )中々忙しいかと思いますが、頑張ってくださいね!!応援してます♪ (2021年2月15日 8時) (レス) id: 8c65bc0e51 (このIDを非表示/違反報告)
テン(プロフ) - ハルさん» いや……もう……ハルさんの語彙力を私に分けてください!(T-T)取り敢えず、少しずつでも更新出来るように頑張ります(*^^*) (2021年1月23日 1時) (レス) id: a5f75c2f95 (このIDを非表示/違反報告)
ハル(プロフ) - テンさん、新作おめでとうございます!相変わらずの文才で惚れ惚れしてしまいます…お話の続きもとっても気になります(*^^*)続き、楽しみにしてますね〜!! (2021年1月22日 7時) (レス) id: 8c65bc0e51 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:テン | 作成日時:2021年1月21日 22時

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