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「そうですね……その事故死の現場に居合わせた人物は分かりますか?」




「複数名の生徒と教師。誰が居たのかって言うのは詳しくは調べられてないね。目撃者も多数いる明らかな転落事故だったから。ただ今の時代……不謹慎な奴もいてさ、写真が出回ったらしい。ほら、これ。」





カカシはハンドルを握ったまま、片手で自身のスーツの内ポケットから取り出したスマホを操作すると、Aに投げて寄越した。


覗き込んだ画面にはカカシがシカマルから貰ったという女生徒の生々しい遺体の写真が映し出されていた。


恐らく彼女が転落した階段の上の方から撮影したのだろう、全身を捉えたその写真を見てAは「成程。」とだけ呟くと、画面から視線をカカシに移した。






「カカシ、綱手さんの所へ急ぎましょう。犯人の目星が付きました。」


「……は?」


「このままでは次の被害者が出るかもしれません。その前に、早急に憶測を確証に変えなくてはならないので。」


「まっ……待て待て!」


「待てません。兎に角、急いでください。」





さも当たり前の様に言うAに、付いて行けないカカシは信号で止まった瞬間に思わずその頭上を平手で軽く叩いた。




「お前ね……説明ぐらいちゃんとして。」


「ですから……今はまだ何も説明できる事象がありません。」




叩かれた頭を不服そうに片手で押さえてはっきり言い切ったAにカカシは溜め息を吐いた。




「じゃ、その憶測が確証に変わったらちゃんと説明してもらうよ。」


「……分かりました。」




結局何もAからは聞き出せないままに再び走り出した車内で、Aは再び車窓に視線を向けて一人思案を続けており、カカシはそんなAに声を掛ける事なく運転を続けた。

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テン(プロフ) - ハルさん» ハルさんいつもいつも本当にありがとうございます!もー!ハルさんに誉めてもらえたらそれだけでやる気でます!(>_<)更新ゆっくりめで申し訳ありませんが、ハルさんの作品と言葉を活力になんとか頑張りますっ!苦笑 (2021年2月16日 0時) (レス) id: a5f75c2f95 (このIDを非表示/違反報告)
ハル(プロフ) - テンさん…どうしたらこんな素晴らしいお話が思いつくんですか( ; ; )続きが気になって仕方ありません!!もう一つの作品もそうだし、やっぱりテンさんの書くお話大好きですー( ; ; )中々忙しいかと思いますが、頑張ってくださいね!!応援してます♪ (2021年2月15日 8時) (レス) id: 8c65bc0e51 (このIDを非表示/違反報告)
テン(プロフ) - ハルさん» いや……もう……ハルさんの語彙力を私に分けてください!(T-T)取り敢えず、少しずつでも更新出来るように頑張ります(*^^*) (2021年1月23日 1時) (レス) id: a5f75c2f95 (このIDを非表示/違反報告)
ハル(プロフ) - テンさん、新作おめでとうございます!相変わらずの文才で惚れ惚れしてしまいます…お話の続きもとっても気になります(*^^*)続き、楽しみにしてますね〜!! (2021年1月22日 7時) (レス) id: 8c65bc0e51 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:テン | 作成日時:2021年1月21日 22時

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