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【あほの坂田】判断はご自分で、どうぞ/ねこた ページ12
会議室、屋上、給湯室。オフィス内で、それを探せばザクザクと見つかってしまう。
秘密裏に。密やかに面会を許してね。
落ちているのは私か、この現状か、それともこの会社まるごとなのか。
パソコン越しに愛を隠して
*
…
深夜、オフィス、二人きりの空間で。見つめあった視線はだんだんと絡まっていき、顔を近づける。禁忌に手を出してしまった背徳感とそれでも燃え上がる恋心。二人は互いに思いを確かめ合うように何度も唇を合わせ、朝に隠れて夜を待つ。秘密の関係に、日中に二人を咎める者はいない。
それでも、彼らはいつしか手を取り逃げる。燃え上がり制御の利かなくなった心を持って、二人で幸せへと駆け出していく……。
「ねぇ、なんかあの二人あやしくない?」
潜んだ魔の手にも気が付かぬまま。今はただ。二人は共有された秘密をかみしめていた。
〜次回へ続く〜
*
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