【おそ松さん】人間になっちゃいました (ページ2)

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｢カゾク｣、｢アタタカイ｣ページ2

結局赤いパーカーの人達

いや、｢オソマツ｣さん達は家の中に入ってしまった。

っていうか、この家の人だったんだ...。

少なくともこの家には4人も住んでいるんだね...。

しばらくするとワイワイと家の中から声が出てきた。

それは｢カゾク｣の｢アタタカサ｣を感じられる
騒ぎ声だった。

急に寂しくなってきた私はその家の中を覗きこんでみようと思い、
小さな窓から覗いて見た。

？｢ねーねー！見ててー！！
ボォォオエッ!!!!ボォォオエッ!!!!｣

？｢やめろよ十四松～(笑)｣

？｢brother...今夜は眠れそうにないn(ｸﾞﾊｧｯ｣

？｢うるせぇ、クソ松。｣

？｢イッタイよねぇ～！｣

？｢チョロシコスキーごめん｣

？｢チョロシコスキーって誰だよ！｣

気づくと私の目からは涙が出てきた。

猫のくせに...なんで涙が出てきたんだろう...。

そして私はまた、路地裏のところへ帰った。

・

おそ松｢ねぇねぇ、そういえば夕方にさ～

家の前に可愛い猫がいたんだよね～！三毛猫！！｣

トド松｢あぁそうそう！それでさ、おそ松兄さんが触ろうとするからさ～、僕止めたんだよ。｣

一松｢...なんで。｣

トド松｢だって、病気もってるかもじゃん｣

一松｢なんかその猫可哀想だな｣

トド松｢え！？なんでよ！｣

一松｢いや、だって汚らしい扱いしてるのと同じじゃん...｣

トド松｢あぁ...確かに...。｣

おそ松｢あの猫また来てくんね～かな～。

触りたいし、あんなこと言っちゃった謝罪もかけてなっ！｣

トド松｢うん！そうだね！｣

・

・

ゆきほside

あの家の人達を見てから

｢カゾク｣や｢アタタカイ｣という単語が

頭から離れなかった。

そして

わたしもあの中に入りたいと思った。

でもそれは無理だろうな、と思った。

だって、また病気を持っているんじゃないかって疑われる。

私は病気は持っていないのだが...。

ふと思った。

私、人間になりたい。

絶対に叶えられない願いだけど、

人間になれば、あの人たちと友達になれる。

そして私は無意識にあの人たちのことばっかり考えていた。