世話を焼きたくなるあの子は陰キャで引き籠りでコミュ症です ６！

月永レオ誕生日！第二弾！！〜２〜 ページ9

もやもやしたものがインスピレーションなのかは分からない
でも早く頭の中から追い出したくて、書き留めていたら止まらなくて・・・

泉「これ全部Aの想いだって言うの？ちょ〜うざいんだけど！！」

凛月「あ〜セッちゃんやきもち妬いてる」

司「見苦しいですね・・・」

泉「ガヤは黙ってな！あんた達さっきからニヤニヤしてるってことは‘そういうこと’なんじゃないのぉ？」

嵐「あらヤダ！泉ちゃんったら、もう気づいていたの？」

泉「あんた達ってほんと隠し事下手過ぎない？気づいてないのれお君くらいでしょ」

気づいてないって？

レオ「どういうこと？」

凛月「あ、月ぴ〜やっとしゃべった」

レオ「そうだったっけ？」

司「もう死んでしまったかと思いました」

レオ「スオ〜失礼！でも誕生日が命日って面白いな！はっ、インスピレーションが！」

嵐「ちょっと落ち着いて？アタシ達、レオくんにあげたいものがあるのよ」

レオ「プレゼントはもう貰ったぞ？」

嵐「俺たち宛てじゃなくてさ・・・♪」

―――――

Aside

喜んでくれているかな、プレゼント

凛月くん達に頼んで渡してもらった訳だけどどうだったんだろう・・・？
月永くんみたいに天然石がどうとか込められた意味がどうとかって頭が回らなかった
結局誕生石のエメラルドを思わせるような綺麗な緑の石がはめ込まれている万年筆にしてみた
就職した訳だから少しお高めのプレゼントも買えるようになった喜びをかみしめている

なんて考えてたらもう夜になってしまった
フィレンツェの方が遅いからまだ夕方ごろなのかな

メッセージを開く
月永くんとのトーク画面を表示した
あの時、出かけた時から進んでいない

ここに本当の気持ちを打ち込めたなら・・・なんて想像をして慌てて打ち消す
そうじゃない、きっと、今じゃないから

本来の目的、月永くんにおめでとうのメッセージを送るために文章を考える
おめでとうって言葉にするのは簡単なのにちゃんと文章として綴っていくのは難しい
ただのおめでとうだったら誰でも言える、ただ私は―――

悩みながら文章を考えて、気がつけばもう少しで日付が変わりそう
送信ボタンを押して一息ついた

見てくれるかな、返事くれるかな
お風呂入ってこよう、色んな事を考えたから疲れてしまった

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